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貴重なカメラの展示と写真展で写真表現の歴史と今を紹介する「あざみ野フォト・アニュアル 2022」

「あざみ野フォト・アニュアル 2022」が、2022年1月29日から横浜市民ギャラリーあざみ野で開催される。

あざみ野フォト・アニュアル 2022
カメラ・オブスクラ / 製作者不詳 / 1790年頃

 

横浜市民ギャラリーあざみ野では「あざみ野フォト・アニュアル」と題し、毎年、写真表現の現在を切り取る企画展と横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展を同時開催している。

今年度の企画展は、中井菜央さんによる新作の写真展だ。2015年より毎冬100日を新潟県津南町で過ごして撮影した複数のシリーズから、「雪の刻 (とき)」を初公開する。雪国特有の重層的な「時間」の響きを捉えた作品約50点から成り、中井さんの近年の集大成ともいえる内容となっている。

あざみ野フォト・アニュアル 2022

 

コレクション展では、「カメラの歴史」をテーマにコレクション約150点を展示する。19〜20世紀の各時代の特徴的なカメラや、技術を革新したカメラ、同時代の写真、関連資料を通じて、「視る装置」としてのカメラの進化の過程や、写真表現に与えた影響を探る。関連イベントとして、ギャラリートークやセミナーなども開催。

あざみ野フォト・アニュアル 2022
ドッペル・シュポルト / ユリウス・ノイブロンナー / 1908年頃

あざみ野フォト・アニュアル 2022

■中井菜央写真展「雪の刻 (とき)」
■横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展「視る装置 19〜20世紀のカメラの変遷」

会期 2022年1月29日 (土) 〜2月27日 (日)
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1・2
住所 神奈川県横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内
時間 10:00〜18:00
休館日 会期中無休
入場料 無料
問い合わせ 横浜市民ギャラリーあざみ野 (TEL 045-910-5656)

関連イベント

■コレクション担当学芸員によるギャラリートーク

日時 2022年2月6日 (日)・20日 (日) 各日14:00〜14:45
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室2
解説 日比谷安希子 (担当学芸員)
参加費 無料
申し込み 不要

■あざみ野カレッジ「横浜市所蔵カメラ・写真コレクションから見るカメラと写真の歴史」

日時 2022年2月11日 (金・祝) 14:00〜16:00
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 2階セミナールーム
講師 井口芳夫 (日本カメラ博物館学芸員)
定員 30名 (先着順)
参加費 一般1,000円、学生500円
申し込み WEBサイトより
https://artazamino.jp/event/azamino-college-20220211/

■「雪の刻」対談

日時 2022年2月19日 (土) 14:00〜15:30
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
出演 中井菜央 (写真家)、佐藤雅一 (津南町農と縄文の体験実習館なじょもん学芸員)
定員 30名 (先着順)
参加費 500円
申し込み WEBサイトより
https://artazamino.jp/event/azamino-photo-20220227/

■「雪の刻」アーティスト・トーク

日時 2022年2月26日 (土) 14:00〜15:00
会場 横浜市民ギャラリーあざみ野 3階 アトリエ
出演 中井菜央 (写真家)
定員 30名 (先着順)
参加費 500円
申し込み WEBサイトより
https://artazamino.jp/event/azamino-photo-20220227/

 

 

〈文〉鬼沢幸江