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春の訪れを告げる渡り鳥‟ツバメ”のビジュアルガイドブック『にっぽんツバメ紀行』が発売!

書籍「にっぽんツバメ紀行」が発売された。写真を担当したのは、野鳥写真家の宮本桂だ。

春の訪れとともに人家近くに姿を現すツバメ。

農作物を食したりする虫を捕らえる益鳥、軒先などで子育てをすることから福をもたらす縁起のいい鳥、といったイメージは時代により変化しつつも、日本各地で会える最も身近な渡り鳥として、古来愛されてきた。

本書は、そんなツバメたちの世界を、写真家・宮本桂による写真で紹介した『にっぽんツバメ便り―ツバメが来た日』に続く第2弾。

前作同様、肉眼ではとらえることの難しいツバメたちのさまざまな瞬間をとらえた美しくダイナミックなビジュアル、基本情報に加え、ツバメに関する研究者・長谷川克による特別寄稿も収録。

日本では夏鳥であるツバメの大きな特徴である「渡り」を中心に、その最新研究事情など、ツバメの知られざる一面に触れられる特集記事を掲載している。

ツバメの生態を通して環境保全の重要性、切実さなどについてもあらためて考える機会となる一冊だ。

▽ギャラリー(タップで拡大して見られます)

日本には春の訪れを告げるといわれる植物や魚、鳥などが存在します。鳥の場合、その「告げ方」は「鳴き声(さえずり)」と「出現(飛来)」の大きく2つ。前者の代表はなんといっても「ホーホケキョ」のさえずりでおなじみ、「春告鳥」の名もあるウグイスでしょう。そして後者の代表といえば、ツバメ。繁殖のために春から初夏にかけて日本を訪れる「夏鳥」の中でも、他種に先駆けて各地に飛来するツバメを毎年心待ちにする人は少なくありません。桜の開花と同じく南から、美しさと愛らしさを届けながら日本列島を北上する「ツバメ前線」は、大切な春の風物詩です。今年も渡りを経た凛々しい成鳥と、夏生まれの初々しい幼鳥たちにこの街で会えますように──。

宮本 桂(みやもと かつら)プロフィール

野鳥写真家。主に近畿地方で身近な鳥の形や動きをテーマに撮影活動を行う。写真担当書籍に『にっぽんツバメ便り―ツバメが来た日』『にっぽんのカラス』『にっぽんスズメ散歩』(カンゼン)、『絵を描くための鳥の写真集』(マール社)などがある。Amazon Kindle ストアにてツバメの写真集『BARN SWALLOWS』販売中。

 

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書籍情報

書名:にっぽんツバメ紀行
編著:宮本桂 写真、ポンプラボ 編
定価:1,650円(税込)
判型:A5判
ページ数:112ページ
出版社:カンゼン