キヤノンマーケティングジャパンは、年賀状や写真プリントを素早くキレイにデジタデータ化できるA4フォトスキャナー「imageFORMULA RS40」を発売した。価格はオープン。参考価格は52,800円 (税込)。
「imageFORMULA RS40」は、大量の印刷物を高速でデジタルデータ化するドキュメントスキャナーの新製品。これまでの製品がビジネス用途向けだったのに対して、RS40は年賀状や写真プリントのデジタルデータ化の機能を盛り込んだファミリー向けのモデル。L判の写真プリントからA4サイズ、さらに長尺の印刷物 (最大356mm) まで、幅広いサイズのプリントを取り込むことができる。
■自動紙送りで連続スキャン
フラットヘッドタイプのスキャナーのようにガラス面に原稿を並べる手間がなく、紙送り機構により同じサイズのプリントであれば、L〜2L判のプリントで40枚、六切プリントで10枚の連続スキャンが可能。作業の効率化が図られ、大量の年賀状や写真プリントの整理に威力を発揮する。
■高解像度で高速なスキャン
光学解像度は600dpi。読取解像度は最大で1,200×1,200dpiとなっており、写真プリントの解像度を上回る高精細なスキャンが行える。L判のプリントの場合、600dpiでは8枚/分の読取速度だが、300dpiでスキャンする場合には30枚/分の高速スキャンが可能となる。
■「自動写真補正」機能で色あせたプリントもキレイに
USB接続したパソコンにスキャンソフト「CaptureOnTouch」をインストールし、このソフトウェアからスキャン操作を行う。操作画面はシンプルなレイアウトで直感的に使える。
スキャンを開始するとソフトウェアが写真データを解析し、自動で画像を最適化する。通常の色調・コントラストの補正のほか、赤目補正、色あせた古い写真を鮮やかに補正する褪色補正、ぼやけた人の顔をくっきりと補正する顔くっきり補正、肌のしわやくすみを抑える美肌補正、絹目のプリントの表面の凹凸を目立たなくする絹目補正などを搭載する。
■年賀状の表裏を見やすく保存する「はがき見開き」モード
年賀状やポストカードの表面、裏面をスキャンし、見開き1ページにつなげて保存する。なお「はがき見開き」モードは別途プラグインモジュールのインストールが必要。
Canon imageFORMULA RS40 主な仕様
対応原稿
[写真] L判、2L判、KG、インスタント写真、六切
[普通紙] 幅50.8〜216mm、長さ54〜356mm、紙厚0.25mmまで
[名刺] 幅50〜55mm、長さ85〜91mm、紙厚0.3mmまで
[カード] 幅54mm、長さ86mm、最大3枚
最大トレー積載量 L判 / KG / 2L判 40枚、六切 10枚、A4 約60枚
センサー CIS
読取面 片面 / 両面
読み取り解像度 1200×1200dpi〜100×100dpi
読み取り速度 (L判写真 片面) 300dpi 30枚/分、600dpi 8枚/分
インターフェース Hi-Speed USB2.0
対応OS Windows 11 / 10 / 8.1、Mac OS 12 / 11 / 10.15
サイズ 収納時 W291×H245×D250mm、使用時 W291×H382×D600mm (給紙トレイ全開時)
重量 約3.0kg (ACアダプターを除く)
付属品 ACアダプター、電源コード、USBケーブル、セットアップガイド、A5キャリアシート、クリーニングクロス