ソニーは、映画制作者を多く輩出する南カルフォルニア大学の映画芸術学部と、映画教育の未来を共創するパートナーシップ契約を締結したと、2022年4月14日に発表した。
ソニーはこの協業を通じて、次世代の映像制作者やクリエイターを支援しながら、新しい映像表現や体験などの未来のエンタテインメントの創造をサポートする。機材面では、デジタルシネマカメラのフラッグシップ機「VENICE2」、シネマラインカメラの「FX9」や「FX6」、フルサイズミラーレスカメラαシリーズなどの使用が始まる。さらにプロオーディオ、Crystal LEDディスプレイ、クラウドサービスなどの各種機器やサービスも利用できるようになる。
また、バーチャルプロダクションのカリキュラム設定のため、ソニーのCrystal LED Bシリーズを2022年夏、学内に設置。このシステムを利用して、2022年秋よりバーチャルプロダクションにおいて高いレベルの教育を学生に提供できるようになる。
ソニーは、製品・設備の導入や設置のサポートに加え、南カルフォルニア大学に対して、次世代のクリエイターの教育支援を行うために200万ドル (USD) の寄付を行った。
■南カリフォルニア大学 映画芸術学部
南カリフォルニア大学はアメリカ・ロサンゼルスにある私立大学。1880年創立の名門校で、映画芸術学部はジョージ・ルーカス、ロバート・ゼメキス、ロン・ハワードといった著名な映画監督を輩出。卒業生が毎年アカデミー賞やエミー賞にノミネートされるなど、幅広い分野で業界を牽引している。