ニコンが、フルサイズミラーレスカメラ「Z 7II」「Z 6II」のファームウェアVer.1.40を2022年4月20日に公開した。AF機能の改善や、リモート撮影への対応などが盛り込まれている。
変更内容は以下のとおり。
ニコン Z 7II / Z 6 II ファームウェア C:Ver.1.40
■機能追加
- 「NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S」に対応。
- リモコン「ML-L7」に対応。
- [カスタムメニュー] > f2 [カスタムボタンの機能] で割り当てられる機能に [フォーカス位置の登録] と [フォーカス位置の呼び出し] を追加。
- [カスタムメニュー] に f9 [フォーカスリングの角度設定] を追加。※
- [カスタムメニュー] に f10 [フォーカス / コントロールリング入れ換え] を追加。※
※「NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S」との組み合わせで機能を利用できる。(2022年4月20日現在)
■機能改善
- [AFエリアモード] が [オートエリアAF] のとき、かつ被写体の顔や瞳を検出していないとき、中央の被写体にピントが合いやすくなった。
- オートフォーカス使用時にメモリーリコール機能を使ったとき、使用しているフォーカスモードに関わらずピント位置呼び出し操作を行っている間は、シャッターボタンを半押ししてもピント位置が移動しない動作に変更。
■不具合修正
- バッテリー挿入直後に撮影すると、AFエリア内の被写体にピントが合わないことがある現象を修正。
- U1、U2、U3 (ユーザーセッティングモード) に登録されているシャッタースピードが30秒より遅い場合、半押しタイマーがオフになった状態から復帰したときにシャッタースピードの設定が変わってしまう現象を修正。
- 拡大表示された縦位置画像をビューファインダーに表示している状態でメインコマンドダイヤルを操作すると画像が正常に表示されない現象を修正。
- HDMI出力しながら撮影を行った場合、以下の設定で記録された動画にジッターが発生する場合がある現象を修正。
- [動画撮影メニュー] > [画像サイズ/フレームレート] が [3840×2160 60p] または [3840×2160 50p]。
- 以下の設定でHDMIからの映像出力を外部機器に記録する際、一部のジンバルで録画ボタンが機能しない現象を修正。
- [動画撮影メニュー] > [画像サイズ/フレームレート] が [3840×2160 30p] [3840×2160 25p] [3840×2160 24p] のいずれか。
- [セットアップメニュー] > [詳細設定] > [出力ビット数] が [10ビット]。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
→ Z 7II ファームウェア C:Ver.1.40
→ Z 6II ファームウェア C:Ver.1.40