キヤノンマーケティングジャパンと博報堂が共同で、アート作品をオンライン配信で鑑賞できる新サービス「ZOOOOOM ART MUSEUM」(ズーム アート ミュージアム) の事業検証を2022年6月6日から開始。参加者を募集しています。
■アートを動画で鑑賞するという新感覚体験
「ZOOOOOM ART MUSEUM」は、世界中の美術館の名画を撮影し、学芸員の解説とともにオンラインでライブ配信するサービス。コロナ禍により新たなアート鑑賞の在り方が模索される今、家に居ながら作品をじっくり鑑賞できる「ZOOOOOM ART MUSEUM」は、ニューノーマル時代の新しいアート鑑賞体験として期待されます。
■美術館よりも近くで見て、もっと深く作品を知る
「神は、細部に宿る。」をコンセプトに、キヤノンの4K PTZリモートカメラ「CR-N500」の高精度なズームアップ機能を用いて作品のタッチや色使い、陰影の作り方などの細部まで撮影。実際に美術館で鑑賞するよりもさらに近くでアート作品を見ることができます。
配信中には、学芸員が作者の思いや当時の時代背景などを解説。さらに、質疑応答により参加者と一緒に作品について考察し、ひとつの美術作品をとことん掘り下げて知ることができます。
■事業検証の第1弾はベルト・モリゾ、第2弾はポール・セザンヌの作品が登場
今回の事業検証は、公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館の協力により実施。第1弾として、2022年6月6日に印象派グループの女性画家ベルト・モリゾによる油彩画「バルコニーの女と子ども」を取り上げます。第2弾は、2022年6月18日に「近代絵画の父」として知られるポール・セザンヌの作品「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」を鑑賞。いずれもサービスの本格展開に向けた実証実験のため、イベント終了時にはアンケートを実施します。
事業検証は動画共有サイト「Vimeo」にて実施。参加したい回の電子チケットをWEBサイトから購入することで視聴可能になります。参加費はいずれも500円 (税込)。アクセス期限内にはアーカイブ動画も視聴できます。
■検証後は多方面への展開も予定
この検証を踏まえ、2022年内に「ZOOOOOM ART MUSEUM」ベータ版のリリースを目指しているそうです。また、西洋美術だけでなく日本美術や彫刻、建造物といったあらゆる芸術作品の鑑賞体験も検討中。将来的には、インバウンド向けの展開や教育コンテンツとしての展開なども構想中とのことです。
ZOOOOOM ART MUSEUM 事業検証 概要
開催日時・作品
<第1回>
2022年6月6日 (月) 18:00~18:30
ベルト・モリゾ作「バルコニーの女と子ども」
<第2回>
2022年6月18日 (土) 14:00~14:30
ポール・セザンヌ作「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」
出演者
解説 : 新畑泰秀 (公益財団法人石橋財団アーティゾン美術館 教育普及部長 学芸員)
モデレーター : 田尾圭一郎 (カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)
配信方法
動画共有サイト「Vimeo」にてライブ配信
推奨ブラウザ
Google Chrome、safari、Microsoft Edge
料金
500円 (税込)
申し込み
各回開催日までに「ZOOOOOM ART MUSEUM」スペシャルサイトより
https://canon.jp/personal/zooooom-art
〈文〉佐藤陽子