写真集「フェアレディZ 1972」が電子書籍とオンデマンド印刷版で発売された。
今回の刊行テーマは、1972年のレースを走り抜けたフェアレディZ。
熟成を重ね戦闘力を身につけたZがついに富士グランチャンで総合優勝を遂げ、王者の位置を揺るぎないものにしようとする熱いシーズンを、全340ページの大ボリュームで紹介。
また、写真の他にもレース専門誌「オートスポーツ」から当時のレースを伝えるレポート記事を抜粋して再録されている。
なお現在、発売記念セール中につき、同号を期間限定の特別価格にて販売中だ。
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……6月、運命の富士GC第2戦。富士300マイルレースが開催された。ここでも再び雨中の戦いとなったが、さすがに予選では2座席スポーツカーが予選14位までを独占する。フェアレディ勢は予選15番手に柳田、続いて歳森康師、高橋(健二)らと続く。レースは2ヒート制で行なわれ、柳田はヒート1を9位でフィニッシュした。雨が激しさを増すなか、ヒート2がスタート。やはり雨の影響か、2座席スポーツカー勢のスピードが乗らない。それに対してフェアレディZ勢は順位を上げる。ヒート2は柳田、高橋、歳森が上位を占めた。そして柳田は、ヒート1・2の結果でついに総合を果たした。こうして荒天の中で優勝を飾った柳田に対し「雨の柳田」という通り名がつくことになった……プロローグより
書籍情報
三栄フォトアーカイブス Vol.9 フェアレディZ 1972
総頁数:340ページ
定価:2,500円(税込|電子書籍)
定価:6,010円(税込|オンデマンド印刷版)
出版社:株式会社三栄