2022年6月7日〜8日にパシフィコ横浜でフォトグラファーズ&フォトビジネスフェア「PHOTONEXT (フォトネクスト) 2022」が開催された。リアルイベントの会場で気になった製品をピックアップして紹介する。
【ケンコー・トキナー / KPI】Irixレンズの21mmと30mmを参考出品
ケンコープロフェッショナルイメージング (KPI) とケンコー・トキナーの合同ブースでは、 Irix (アイリックス) のレンズ4本が参考展示されていた。21mmと30mmで、左2本が動画用のシネレンズ、右2本が写真撮影用だ。

フルサイズ対応の写真撮影用レンズ2本。21mm F1.4 (左) と30mm F1.4 (右) の大口径レンズで、2020年6月に発売された「Irix Dragonfly 45mm F1.4」と同じく、特徴的なディンプル加工を施した幅広のピントリングが目を引くデザインとなっている。発売中の11mm / 15mm / 45mm / 150mmに、21mmと30mmを追加することでラインナップの充実を図る。

「Irix Dragonfly 21mm F1.4」。金属鏡筒を採用して、ズシリとした重量感がある。レンズ先端にあるリングは、フォーカスロックだ。

展示されていたのはEFマウントのみだったが、Irixシリーズのほかのレンズと同じくニコンFマウント、ペンタックスKマウントも発売されるとのこと。

「Irix Dragonfly 30mm F1.4」の操作系は、「Irix Dragonfly 21mmF1.4」と変わらない。発売時期や価格はいずれも未定となっている。

シネレンズ「Irix Cine 21mm T1.5 EF / Metric」。光学系は後ろにある「Irix Dragonfly 21mm F1.4」と同じだ。

鏡筒にギヤが設けられており、絞りをクリックレスにするなど、動画撮影用にカスタマイズされているのがわかる。手に持った感じは「Irix Dragonfly 21mm F1.4」よりもずっと重い。

【常盤写真用品】SIRUIのアナモルフィックレンズにフルサイズの75mmが登場予定
マウントアダプターとSIRUI (シルイ) のアナモルフィックレンズを展示していた常盤写真用品。

デモ機の展示はなかったが、フルサイズフォーマットのアナモルフィックレンズ第2弾として、75mmを2022年7月上旬に発売予定とのこと。SIRUIのアナモルフィックレンズは、APS-Cフォーマットの24mm / 35mm / 50mm / 75mmと、フルサイズフォーマット50mmがラインナップされている。

シネタイプで、鏡筒にはフォーカスリングギヤと絞りリングギヤを備える。マウントはキヤノンRF、ライカL、ソニーE、ニコンZの4種類で、価格はいずれも220,000円 (税込)。