スタイリッシュでスリムな35mm判フィルムカメラ「RETO Ultra wide and slim」が、蔵CURAセレクションから登場した。レンズ付きフィルムのようなシンプルな操作性で、遠近感を生かした超広角撮影が楽しめる。
コンパクトで手軽に超広角撮影が楽しめる
手軽にフィルム撮影が楽しめる大人気のプラスチック製コンパクトカメラ。名前のとおりに超広角レンズを搭載し、幅100mm、厚さ28mmの小型でスリムなカメラだ。本体カラーはマット調の5色を展開する。
特徴的なのが、裏蓋を一般的な左側からではなく右側から開けること。パトローネも本体右側に装填する。パトローネのスペースをグリップ側にし、フラッシュもなくすことでスリムボディを実現している。
気軽に持ち歩けるコンパクトサイズ
上着のポケットに収まるほど小さく、重さもわずか68.8g。フラッシュもないため、同様のプラスチック製カメラの中でもコンパクトだ。気軽に持ち歩いて撮影できる。
フィルムスペースを工夫し小型化を追求
向かって右側にパトローネを装填。そのためネガ像は上下反対になる。巻き上げノブが左下、巻き戻しクランクが底面なのがユニークだ。ノブを回すと、フィルムで撮っている実感が湧いてくる。
遠近感とユルさのある写りが楽しい
レンズは22mmで、遠近感を誇張したダイナミックな写真が撮れる。絞りはF11、シャッター速度は1/125秒のみ。画面中心部は意外なほどシャープだが、周辺部はアマく、それが独特な味わいにつながっている。風景やスナップ、人物で、デジタルとは異なる「緩さ」を持った写真が楽しめる。
22mmレンズを搭載したシンプルなカメラ
リーズナブルなプラスチック製カメラには珍しい22mmの超広角レンズを搭載し、広々とした写りが楽しめる。絞りはF11固定。ピント合わせもなくシンプルだ。レンズ付きフィルムの感覚で扱える。
ノスタルジックなワイド描写が気持ちいい
多くの足こぎボートでにぎわう公園の池。超広角レンズらしい奥行き感のある写真が撮れた。オールプラスチックレンズながら手前のボートはシャープに描写。四隅が暗く落ちるところがこのレンズの味で、どこかノスタルジックな仕上がりだ。
ゴーストを生かしてドラマチックに描く
建物の窓に太陽の光が反射しているのを見つけてシャッターを切った。画面上と右下にシャワーのようなゴーストが現れた。逆光ではこのカメラらしいフレアやゴーストをあえて出した写真を楽しみたい。
RETO Ultra wide and slim
発売日 2022年4月15日
参考価格 4,290円 (税込)
カラー チャコール、マーキーブルー、パステルピンク、マッディイエロー、クリーム
レンズ 22mm F11
フォーカス 1m〜∞
シャッター速度 1/125秒 (固定)
幅×高さ奥行き 100×59×28mm
重量 68.8g
※参考価格は記事執筆時点の蔵CURA直販価格です。