キヤノンが、フルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」「EOS R5」「EOS R6」の最新ファームウェアを2022年7月22日に公開した。いずれも機能追加が盛り込まれている。
変更内容は以下のとおり。本ファームウェアに対応するユーティリティソフト「EOS Utility」の最新版も公開された。
EOS R3 ファームウエア Version 1.2.0
- ドライブモードに「カスタム高速連続撮影」を追加。約195~30コマ/秒の速度で、50~2枚の画像を連続撮影できる。
- 「ハイフレームレート」に「FHD 239.76fps/200.00fps」を追加。
- 「フォーカスBKT」撮影時に「深度合成」が可能。また、ストロボ (スピードライト EL-1など) を併用したフォーカスBKT撮影や深度合成撮影も可能になった。
- タイムラプス動画が撮影可能になった。タイムラプス動画撮影を開始する前にオートパワーオフ状態になっても、タイムラプス動画の設定が保持される。
- クラウドRAW現像機能を追加。(2022年7月25日に開始される「Canon Imaging App Service Plans」のプラン購入が必要な有償サービス)
- 複数枚のHEIF画像を、まとめてJPEG画像に変換できるようになった。
- [操作ボタンカスタマイズ] に [静止画クロップ / アスペクト] を追加。割り当てたボタンでクロップ/アスペクトの切り換えができる。
- FTPサーバーへの画像転送中にトリミング、リサイズが可能になった。
- 802.1X認証/WPA2-Enterprise機能において、証明書フォーマット PKCS#12 に対応。
- メカシャッター、電子先幕設定時に電子シャッター音を鳴らすことができるようになった。
- 動画電子ISを使用した動画撮影時に、画面周辺のブレ (歪み) を低減。
- 静止画撮影時のメニューに [自動電源オフ温度 : 標準 / 高] を追加。
- 撮影画面表示設定を「なめらかさ優先」に設定していると、まれにErr70が発生することがある現象を修正。
- 軽微な不具合を修正。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
EOS R5 ファームウエア Version 1.6.0
- 動画撮影時のメニューに [自動電源オフ温度 : 標準 / 高] を追加。[高] 設定時は、カメラ本体とカードの温度が高くなった際にカメラの電源が自動的に切れることを抑えられる。
- 複数枚のHEIF画像を、まとめてJPEG画像に変換できるようになった。
- 動画電子ISを使用した動画撮影時に、画面周辺のブレ (歪み) を低減。
- 軽微な不具合を修正。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
EOS EOS R6 ファームウエア Version 1.6.0
- 複数枚のHEIF画像を、まとめてJPEG画像に変換できるようになった。
- 動画電子ISを使用した動画撮影時に、画面周辺のブレ (歪み) を低減。
- 軽微な不具合を修正。
ファームウェアのダウンロードはこちらから。
EOS Utility 3.15.20
- 「EOS R3」ファームウェア Ver.1.2.0以降に対応。
- 「EOS R5」ファームウェア Ver.1.6.0以降に対応。
- 「EOS R6」ファームウェア Ver.1.6.0以降に対応。
ダウンロードはこちらから。
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