焦点工房は、銘匠光学の標準レンズ「TTArtisan 50mm f/2」を2022年7月28日に発売した。希望小売価格は13,000円 (税込)。
＜2022.8.22＞ RFマウントとLマウントが追加。
「TTArtisan 50mm f/2」は、フルサイズ対応の標準レンズ。開放値がF2と50mmとしては控えめの明るさであり、ミラーレスカメラ専用設計のため全長は35mmと短く、コンパクトに仕上がっている。外装には金属鏡筒を採用。適度なトルク感のあるフォーカスリングを持つMFレンズで、操作する楽しさを味わえる。
光学系は、高屈折レンズ2枚を含む5群6枚。絞りリングはレンズ先端寄りにあり、絞り羽根は10枚。最短撮影距離は0.5mと、50mmレンズとしては平均的な近接撮影能力を持つ。なお、電気接点を持たない完全MFレンズなので、カメラのメニューで「レンズなしレリーズ」をONにする必要がある。
用意されるマウントは、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ、キヤノンEF-Mの5種類。フルサイズ機のあるソニーE、ニコンZの両マウントでは、50mm標準レンズとして使用できる。
APS-Cサイズ機のみの富士フイルムXシリーズでは、35mm判換算で75mm相当、キヤノンEF-Mシリーズでは80mm相当の中望遠レンズになる。さらに、マイクロフォーサーズでは100mm相当となる。
＜作例＞
銘匠光学 TTArtisan 50mm f/2 主な仕様
マウント キヤノンEF-M、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 50mm
開放絞り F2
最小絞り F16
レンズ構成 5群6枚 (高屈折レンズ2枚)
絞り羽根枚数 10枚
最短撮影距離 0.5m
フィルター径 φ43mm
最大径×長さ φ60×35mm (マウント部を除く)
質量 約190〜212g (マウントにより異なる)