ケンコー・トキナーは、ZEISS (ツァイス) の双眼鏡「SFL 8×40」と「SFL 10×40」を2022年7月29日に発売した。希望小売価格は、「SFL 8×40」が220,000円、「SFL 10×40」が228,800円 (いずれも税込)。
光学機器のパイオニア、カール・ツアイスの最新双眼鏡。軽量で堅牢なマグネシウム合金ボディを採用し、高い耐久性を持ちつつ、極限まで軽量化を追求した。接眼レンズと対物レンズの光軸が一直線に揃うダハプリズム方式とすることで、スマートでコンパクトな双眼鏡となっている。
光学系は、ウルトラ ハイ ディフィニション (UHD) コンセプトに基づき、細部まで自然な色彩を再現し、高い解像度が得られるように設計。色収差を補正するED (特殊低分散ガラス)、周辺部までシャープな像が得られるFF (フィールドフラットナー)、透過性の高いHTガラスを使用したレンズを使うことで、解像度が高くクリアな視野が得られる。さらに、ZEISS T* マルチコーティングが施され、夕暮れどきのように薄暗い光の中でも、対象物を鮮明に見ることができる。
双眼鏡はアウトドアで使われることが多いため、防水設計となっている。レンズ内部に窒素ガスを充填することでレンズの曇りを防止。接眼レンズと対物レンズ表面には、撥水・防汚効果のあるLotuTecコーティングが施されている。
フォーカスにはエルゴノミクスに配慮したSmartFocusが採用され、わずか1.4回転で最短合焦距離から無限遠までピントを調節することができる。また、ピント合わせリングは手袋をしたまま操作できるよう太めに作られている。
ZEISS SFLシリーズは、いずれも対物レンズ径が40mmと大きい大口径タイプ。サイズはほぼ同じで、倍率は8倍 (SFL 8×40) と10倍 (SFL 10×40) の2種類。野鳥撮影や動物撮影などに携行する場合、倍率の低い8倍は、被写体を素早く見つけたい場合に使いやすく、倍率の高い10倍は見つけた被写体を細部まで詳しく観察するのに向いている。
ZEISS SFL 8×40 主な仕様
倍率 8倍
対物レンズ有効径 40mm
薄暮係数 17.9
1000m先の視野 140m
見かけ視野角 60°
最短合焦距離 1.5m
長さ 144mm
幅 (瞳孔間距離65mm時)
重量 640g
付属品 ケース、ストラップ、レンズクロス
ZEISS SFL 10×40 主な仕様
倍率 10倍
対物レンズ有効径 40mm
薄暮係数 20
1000m先の視野 115m
見かけ視野角 62°
最短合焦距離 1.5m
長さ 144mm
幅 114mm (瞳孔間距離65mm時)
重量 640g
付属品 ケース、ストラップ、レンズクロス