長谷川工業は、カーボン樹脂製の折りたたみ踏み台「desta (デスタ)」を2022年8月8日に発売した。希望小売価格は17,600円 (税込)。
長谷川工業は、はしご・脚立のパイオニアメーカー。安価で手軽に使える樹脂製折りたたみ踏み台が普及する中で、誤った使い方による製品の破損や事故が増えていることを憂慮。はしご・脚立の専門メーカーとして、「安心・安全」な樹脂製折りたたみ踏み台の開発を進め、自社独自のノウハウと素材メーカー東レとの共同研究により「desta」が誕生した。
折りたたみ踏み台の開発にあたり、強度と軽さを実現するカーボン樹脂素材に着目。軽くて強度が高く、耐久性に優れた東レの炭素繊維熱可塑性強化樹脂「TORAYCA (トレカ)」を採用した。このトレカはスポーツ用品、宇宙用途、自動車 (F1カー)、土木建築などにも使われる信頼性の高い素材。
高さ24cmの踏み台となる「desta」は1kgを切る軽量設計でありながら最大使用重量は150kgを達成。素材の強さに加え、天板を1枚板とすることで樹脂製でありながら圧倒的な強度を実現した。
デザイン性が高く、頑丈な「desta」はコンパクトに収納できる点も大きな魅力。収納時は15インチのノートPCとほぼ同じサイズになり、厚さも4cmと薄いので、大きなカメラバッグに機材と一緒に収納したり、軽量なのでストラップホールに任意のストラップを取り付け、肩に掛けたりできる。
なお、「desta」はイタリアで活躍する工業デザイナーの吉尾元貴氏の手でデザインされ、iFデザインアワード2022において、「iFゴールドアワード」を受賞している。
長谷川工業 desta 主な仕様
天板高さ 24cm
天板寸法 30.5×23cm
設置寸法 32.9×25.4×24.3cm
収納寸法 32.9×24.3×4cm
質量 約900g
最大使用質量 150kg