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GoPro「HERO11 Black」はセンサーが大型化して画質と機能が大進化! さらに小さなMiniモデルも登場

GoPro (ゴープロ) は、アクションカメラ「HERO11 Black」シリーズの基本モデル「HERO11 Black」と撮影アクセサリー付き「HERO11 Black Creator Edition」を2022年9月14日に発売した。小型軽量モデルの「HERO11 Black Mini」は10月25日に発売される。

GoPro HERO11
GoPro HERO11 Black

GoPro HERO11 Black

GoProのアクションカメラ最新モデル「HERO11 Black」は2021年発売の「HERO10 Black」よりさまざまな面で大きく進化している。撮像素子の大型化、10-bitカラービデオの採用、広い画角で撮影できるHyperView、手ブレ補正機能HyperSmoothのレベルアップなどが挙げられる。

GoPro HERO11

 

ボディのデザインやサイズはそのままで、単体で水深10mまで潜れる高い防水性能も引き継がれている。価格はオープン。参考価格は72,000円 (税込)。GoProサブスクリプションに登録すると62,000円 (税込) で購入できる。

GoPro HERO11
使用イメージ

■センサーの大型化と10bitカラーへの対応

撮像素子には従来機よりサイズアップした1/1.9インチCMOSセンサーを搭載。最大5.3Kの解像度で動画撮影を行うことができ、静止画は最高約2700万画素 (アスペクト比8:7時) でHDR撮影にも対応する。新たに10-bitカラー記録に対応し、従来の8-bitカラーの1,670万色に対して、64倍、約10億7374万色の表現が可能となり、グラデーションのある被写体に対して、トーンジャンプが起こりにくくなる。

■より広い視野角での撮影が可能に

新型センサーの導入により、アスペクト比8:7の動画撮影が可能となり、縦方向も広い視野角で撮影することができるようになった。縦幅が広がることで、1本の映像からアスペクト比9:16の縦長映像を切り出したり、横長の16:9の映像を切り出したり、必要に応じて任意のアスペクト比にクロップすることが容易になった。

また、横幅も従来機より広い視野角を確保したHyperViewを実現し、バイク、スキーサーフィンなどのFPV (一人称視点) 撮影時にダイナミックでスピード感のある映像を撮ることができるようになった。

■精度を高めた電子式手ブレ補正機能

GoPro独自の電子式手ブレ補正機能のHyperSmoothは、前モデルの4.0から5.0へバージョンアップ。カメラの動きやスピードに基づいて必要なブレ補正のレベルを自動的に判断し、最小限のクロップで効果的なブレ補正を行う。撮影中にカメラが傾いても映像は水平を維持する水平ロック機能が搭載され、カメラが360°回転することがあっても、映像は水平を保ち続けることができる。

■多彩な映像表現を可能にする撮影機能の数々

最大5.3K60pの高精細動画を撮ることが可能で、4K時には120fps、2.7K時には240fpsで撮影し、4K時には4倍、2.7Kでは8倍のスローモーション映像を撮れる。

タイムラプス機能を応用した3種類のナイトモード (スタートレイル、ライトペインティング、ライトトレイル) は簡単な操作でインパクトのある映像を作り出す優れたもの。移動しながら撮影した映像からスムーズなタイムラプス映像を作成するTimeWarp 3.0は、従来機が4Kまでだったのに対して、5.3Kでも撮ることができるようになった。

HERO11 Black セット内容

  • HERO11 Black
  • Enduroリチャージャブルバッテリー
  • キャリングケース
  • 粘着性ベースマウント (曲面)
  • マウント用バックル/サムスクリュー
  • USBケーブル (Type-C)
  • microSDカード (32GB)

GoPro HERO11 Black Creator Edition

「HERO11 Black」に、Vlog撮影やライブストリーミングなどに便利なアクセサリー類を組み合わせたクリエイター向けセット。4時間の4K撮影が可能な長時間バッテリーを内蔵し、テーブル三脚にもなるVoltaハンドグリップを始め、2つのコールドシューを持ち、指向性マイクと一体化されたメディアモジュラー、コールドシューに取り付けられる照明用のLEDライトモジュラーが同梱される。価格はオープン。参考価格は101,000円 (税込)。GoProサブスクリプションに登録すると89,000円 (税込)で購入できる。

GoPro HERO11

 

テーブル三脚にもなるVoltaハンドグリップは、大型バッテリーを内蔵。カメラ操作用のボタン類も設けられ、撮影のスタート/ストップをグリップ側で行うことができる。また、グリップを取り外せば、ワイヤレスコントローラーとなり、30m離れた場所から「HERO11 Black」のコントロールが可能。

GoPro HERO11

HERO11 Black Creator Edition セット内容

  • HERO11 Black
  • Enduroリチャージャブルバッテリー
  • Voltaハンドグリップ
  • メディアモジュラー
  • ライトモジュラー
  • キャリングケース
  • マウント用サムスクリュー
  • USBケーブル (Type-C)

GoPro HERO11 Black Mini

基本性能は「HERO11 Black」に準じるが、前面と背面のディスプレイを省略することで、本体を小型・軽量化したのが「HERO11 Black Mini」。ヘルメットに固定するなどボディマウントしやすく、ギアへのマウントも容易で、一人称視点での映像制作に最適化されている。底部と背面の2か所に折りたたみ式のマウントフィンガーがあり、マウント方式の選択肢が広がる。発売は2022年10月25日。価格はオープン。参考価格は58,000円 (税込)。GoProサブスクリプションに登録すると48,000円 (税込)で購入できる。

GoPro HERO11

 

※GoProサブスクリプション
年会費6,000円 (税込) のGoPro会員制サービス。GoPro本体と関連アクセサリー類を格安で購入できることに加え、カメラの交換保証、GoProからクラウドへの撮影データの自動アップロード、容量無制限のクラウドバックアップ、スマホ用の動画編集アプリ「Quick」を無制限で利用可能になる。