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日本で一番小さなネズミに密着! 驚きの暮らしぶりを収めた写真絵本『草はらをのぞいてみればカヤネズミ』

福田幸広さんが撮影を担当した写真絵本『草はらをのぞいてみればカヤネズミ』が発売された。

福田幸広『草はらをのぞいてみればカヤネズミ』

 

体長約6cmの日本で一番小さなネズミが主人公の写真絵本。赤ちゃんはさらに小さいから、カマキリにも狙われる。草はらの葉を筒状に巻き、巣を作る。台風などで巣が壊れることを見越し、周囲にいくつも巣を用意する知恵がある。

小さい彼らを見つけるため、福田さんは頭をひねり、体温を感知するサーマルスコープを活用した。どうやってここまで彼らを自然に撮れたのか、驚く。

草はらをのぞいてみればカヤネズミ -日本でいちばん小さなネズミの物語-

著者 福田幸広 (写真)、ゆうきえつこ (文)
体裁 231×206mm・40ページ
価格 1,430円(税込)
発売日 2022年7月6日
発行元 小学館

 

福田幸広 (Yukihiro Fukuda)

1965年、東京生まれ。日本大学農獣医学部卒。 イギリスBBC Wildlife photographer of the year 2014 両生爬虫類部門ファイナリスト作家。タンチョウに憧れ、北海道の地を訪れたことがきっかけで写真家の道を志す。北海道の野生動物を10年にわたり取材。その後、撮影範囲を海外や水中へ広げ、現在は野生動物、水中、風景の3本柱で取材を進めている。
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〈文〉市井康延