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ノイズ除去とディテール再現を強化、レタッチからRAW現像までシームレスにできるソフト「DxO PhotoLab 6」

DxO Labs (ディーエックスオー ラボ) は、RAW写真編集ソフト「DxO PhotoLab 6」を2022年10月5日に発売した。

<2023.2.14> Ver.6.3発売

DxO PhotoLab 6

 

開発に1年をかけたノイズ除去・ディテール強化ツール「DeepPRIME テクノロジー」は、AIを搭載したRAW変換テクノロジーだ。ノイズ除去にとどまらず、これまで見えていなかったディテールを再現し、鮮やかで自然な色を回復させて、RAWファイルの品質をさらに向上させることができる。

DxO PhotoLab 6

 

価格は、Windows版・Mac版ともにRAW画像編集に特化したELITE版が23,900円、機能を絞ったESSENTIAL版が14,900円。「DxO PhotoLab 4 / 5」ユーザーは、特別アップグレード価格 (ELITE版アップグレード価格10,900円、ESSENTIAL版アップグレード価格8,500円) で購入できる (いずれも税込)。なお、ELITE版は最大3台のコンピューターに、ESSENTIAL版は最大2台のコンピューターにインストールできる。

■レタッチツールを新たに搭載

新しくレタッチツールを追加したことで、ほかのRAW現像ソフトにはない修正やクローン機能を実現する。画像編集ソフトを別途使う必要がないため、「DxO PhotoLab 6」だけで編集からRAW現像までを完結させることができる。ワークフローをスピードアップできるだけでなく、オリジナルのRAWファイルから離れずに非破壊ワークフローで編集作業ができるのも大きなメリットだ。

DxO PhotoLab 6

■ツールの操作性も向上

DxO 独自の「U-Pointテクノロジー」を採用したことで、きめ細かい編集を複雑なマスクなしで直感的に行うことができるようになっている。

DxO PhotoLab 6

 

また、クロップツールと回転ツールの連携が向上。クロップツールに回転機能が追加され、水平や建築物の特徴を完璧に再現したり、クリエイティブなアレンジを加えることもできる。さらに、ELITE版には「キーストーンツール」が新しく追加され、パースペクティブの操作が自在にできるようになった。

DxO PhotoLab 6

■AIテクノロジーを活用したノイズ除去とディテール強化ツール

ノイズ除去とディテール強化ツールとして評価の高い「DeepPRIME テクノロジー」。「DxO PhotoLab 6」では新たに「DeepPRIME XD (eXtreme Details) モード」を搭載する。

DxO PhotoLab 6

 

高感度で撮影された画像の編集に適したモードで、一般的に写真を2.5ストップ以上改善することが可能。ISO4000で撮影された画像をノイズ、色、鮮明度の点でISO500で撮影された画像のようにすることができる。また「DeepPRIME XD」は、ダイナミックレンジを拡大することにも貢献している。従来の「DeepPRIME モード」も搭載されており、調整の必要が少ない画像を素早く編集することも可能だ。

DxO PhotoLab 6

■より正確な色再現を実現

「DxO PhotoLab 6」は、再設計された色処理アルゴリズムを採用しており、拡張された作業色域「DxO ワイド色域」を搭載する。Adobe RGBをはるかに超えるスペクトル原色を使用することで、特に高彩度画像において自然で鮮やかな結果を得ることができる。広色域モニターとの相性もいい。また、ESSENTIAL版では「ソフト校正モード」を搭載しており、ワーフクロー全体で色の精度を確保。最終出力メディアに応じた調整ができるようになっている。

DxO PhotoLab 6

■使い勝手のいいライブラリシステム

シンプルで強力な「フォトライブラリシステム」をベースに設計されており、EXIFやIPTCタグの範囲が拡張され、必要なものを素早く見つけることが可能。カラーラベルを追加し、ファイルを簡単に整理・管理できるようになった。

DxO PhotoLab 6

 

また、画像を別々のフォルダに保存していても、プロジェクトとしてグループ化することができ、好きな順序に並べ替えることも可能になっている。

DxO PhotoLab 6

■多くのレンズとカメラを網羅した「光学モジュール」を採用

DxOの光学モジュールは、レンズとカメラを組み合わせて専用ラボでテストし、設計されている。シャープネスやディストーション、収差、ヴィネットなど、これまでにないレベルのレンズ補正を実現する。最新モジュールは「DxO PhotoLab 6」に自動的にダウンロードされ、常に最高画質を実現する。

DxO PhotoLab 6

DxO PhotoLab 6

画像修正ツール「DxO ViewPoint 4」

「DxO ViewPoint 4」は部分の形を調整したり、修正するリシェープツール。パース歪みの自動補正、レンズや撮影位置が原因で生じた欠陥補正のために設計されたソフトウェアだ。

DxO ViewPoint 4

 

光学モジュールも備えており、ディストーションや色収差などを補正するほか、広角レンズの周縁部の被写体をワンクリックで自然な形に回復することもできる。ミニチュア効果ツールでは、ティルトシフトレンズで生成されるボケ効果に似た、滑らかなボケ効果が特徴的な、浅い被写界深度を作成できる。

DxO ViewPoint 4

 

「DxO PhotoLab 6」にも搭載されており、スタンドアローンのソフトウェアとして、DxO PhotoLab内のパレット、Adobe Photoshop / Photoshop Elements / Lightroom Classicのプラグインとしても利用可能となっている。価格は10,900円 (税込)。「DxO ViewPoint 3」ユーザーは6,900円 (税込) のアップグレード価格で購入できる。