ニュース

2022年の「歴史的カメラ」決定! 日本カメラ財団が発表

一般財団法人日本カメラ財団が主催する「歴史的カメラ審査委員会」が、2022年の「歴史的カメラ」を選定した。

OM SYSTEM OM-1

 

「歴史的カメラ」は、日本のカメラ発展の歴史を永く世にとどめるために「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを選定するもの。中立的な立場にある専門家や学識経験者から構成される歴史的カメラ審査委員会により、1年間に発売された新製品すべてを対象に審査が行われる。

2022年の「歴史的カメラ」は、OMデジタルソリューションズの「OM SYSTEM OM-1」に決定した。2021年の「歴史的カメラ」は5機種が選定されたが、2022年は1機種のみとなった。選定概要は以下のとおり。

  • 2022年3月18日発売
  • 2037万画素 4/3型 Live MOS、SD (×2)、電子ビューファインダー、3.0型液晶モニター

マイクロフォーサーズで裏面照射積層型撮像素子を搭載し、1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAFを採用したミラーレスカメラ。

 

OM SYSTEM OM-1

「OM SYSTEM OM-1」は、一眼レフカメラの常識を塗り替えたといわれるフィルムカメラ「OLYMPUS OM-1」の名を受け継いだ、OM SYSTEMのフラッグシップミラーレスカメラ。マイクロフォーサーズ機ならではの小型軽量ボディに、高速・高精度なAF機能や、ISO102400の高感度撮影機能、レンズと連動で最大8.0段の手ブレ補正機構などを搭載。高性能と機動力を両立している。

 

■歴史的カメラ審査委員 (50音順・敬称略)
谷野 啓 (日本カメラ博物館館長 / 委員長)、市川泰憲 (写真技術研究家)、河田一規 (カメラ評論家 / 写真家)、佐々木秀人 (合同会社PCT代表)、鈴木 誠 (『デジカメWatch』副編集長)、豊田堅二 (カメラ評論家)、中村文夫 (カメラ評論家)、圓井義典 (写真家 / 東京工芸大学教授)、山本一夫 (日本カメラ財団)