サイトロンジャパンは、LAOWA (ラオワ) のマイクロフォーサーズカメラ用MFレンズ「Argus 18mm F0.95 MFT APO」を2023年1月20日に発売する。価格はオープン。参考価格は85,800円 (税込)。
「Argus 18mm F0.95 MFT APO」は、同時に発売されるAPS-Cサイズ対応の「Argus 25mm F0.95 CF APO」とほぼ同じ画角が得られるマイクロフォーサーズ用の広角レンズ。35mm判換算で36mm相当の画角が得られる。開放絞りF0.95の「Argusシリーズ」としては6本目、マイクロフォーサーズ用としては、「Argus 25mm F0.95 MFT APO」に続く2本目のレンズとなる。
■色収差をしっかりと抑えたAPO設計
レンズ構成はEDレンズ2枚と高屈折率レンズ4枚、非球面レンズ1枚を含む8群14枚。色収差を抑え、パープルフリンジやゴーストも、絞り全域で抑制するAPO設計となっている。最短撮影距離は20cmと短く、被写体を細部までシャープに写しながら、背景を柔らかくぼかすことができる。
ほかのArgusレンズと同様、インナーフォーカスを採用しており、最短撮影距離から無限遠までレンズの全長が変化しないため、被写体とのワーキングディスタンスを一定に保てる。
■開放F0.95から得られる強力なボケ
被写界深度の浅い表現が得意でないマイクロフォーサーズ用ではあるが、開放絞りはF0.95と明るく、背景をぼかした撮影が可能。絞り羽根は9枚で、美しいボケの描写を実現している。ポートレート撮影から低照度下での撮影、天体撮影まで幅広いシーンで活用できる。
なお、花形レンズフードが同梱される。
■絞りリングのクリックを解除可能
絞りリングはクリックの有無を選択可能。クリックを解除することで、絞りリング操作時のクリック音が消える。加えて、絞り操作時に不自然に明るさが変化するのを防ぐ効果がある。
<作例>
LAOWA Argus 18mm F0.95 MFT APO 主な仕様
マウント マイクロフォーサーズ
対応フォーマット マイクロフォーサーズ
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
焦点距離 18mm
開放絞り F0.95
最小絞り F11
レンズ構成 8群14枚 (EDレンズ2枚、高屈折率レンズ4枚)
画角 61.9°
絞り羽根枚数 9枚
最短撮影距離 20cm
最大撮影倍率 0.15倍
フィルター径 φ62mm
最大径×長さ φ80×83mm
質量 約500g