サイトロンジャパンは、LAOWA (ラオワ) の超広角レンズ用アダプター「Magic Shift Converter (MSC)」のニコンF→ニコンZ変換用を2023年4月21日に発売する。価格はオープン。参考価格は57,200円 (税込)。
本製品は、ニコンFマウントの超広角レンズをケラレなく、ニコンZマウントのカメラに装着できる変換アダプター。特許取得済みの光学系を内蔵し、イメージサークルを拡大することで、超広角レンズをケラレなくシフトレンズに変換できる。このとき、焦点距離は1.4倍となり、明るさは1段暗くなる。
「LAOWA 12mm F2.8 ZERO-D」の光学設計に最適化されており、同レンズとの組み合わせで、最良の描写をみせる。この組み合わせでは、17mm F4のシフトレンズとなり、±10mmのシフト移動量が得られる。また、ロック機能付きの360°回転機構を持ち、任意の方向にレンズをシフトすることが可能。
なお、理論的には他社製の超広角レンズでも使用できるが、後面レンズとコンバーターが干渉したり、画質が落ちたりすることがあるので注意が必要。
LAOWA Magic Shift Converter (MSC) 主な仕様
対応フォーマット フルフレーム (35mmフルサイズ)
レンズ構成 4群5枚
焦点距離の拡大率 1.4倍 (明るさが1段落ちる)
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
シフト移動量 ±10mm
最大径×長さ φ69.6×44.1mm
質量 約360g
対応マウント
ニコンF (レンズ側) → ニコンZ (カメラ側)
キヤノンEF (レンズ側) → ニコンZ (カメラ側)
キヤノンEF (レンズ側) → キヤノンRF (カメラ側)
キヤノンEF (レンズ側) → ソニーFE (カメラ側)
ニコンF (レンズ側) → ソニーFE (カメラ側)