高品質なクリエイターPC「DAIV」などで知られるマウスコンピューターが、2023年4月20日にプレス向けの発表会を行ない、2023年のクリエイターPCや液晶モニターなどの新製品を発表した。
マウスの製品は目的別に5つのブランドを展開していて、クリエイターPCのブランドは「DAIV」、ゲーミングPCのブランドは「G-Tune」、モニターは「iiyama」となっている。
① 製品名の刷新
まずは「製品名の刷新」。2023年4月11日以降に発売される製品は、主要なスペック情報を英数字で表現する製品名となる。慣れれば選びやすさが向上し、すぐに目的のモデルを探せるようになるだろう。
② 3年無償保証
2つ目が「3年無償保証」。2023年4月11日以降に発売される新製品について、製品の無償保証期間が従来の1年間から3年間へと延長される。有償で3年保証オプションが付けられるメーカーもあるが、無償で3年保証が付いてくるというのはメリットが大きく、大変にありがたい。
③ 送料無料
また3つ目として、同じく4月11日以降に発売される新製品から「送料無料」となった。これでより安心して購入できるはずだ。ただし「3年無償保証」「送料無料」は、ワークステーションとサーバーは対象外となる。
製品名を刷新したニューモデルが次々に誕生!
水冷BOXを接続できる16型クリエイターノートPC「DAIV N6-I9G90BK-A」
クリエイターノートPC「DAIV」のフラッグシップモデル「DAIV N6-I9G90BK-A」が2023年4月20日に発売された。CPUにCore i9-13900HX、GPUにGeForce RTX 4090 Laptopを搭載しており、価格は549,800円 (税込)。
最大の特徴は、オプションで水冷BOXを接続することができ、冷却性能が向上する。通常の空冷モデルに比べ、長時間の連続稼働でも高いパフォーマンスを維持できる。動画編集など過酷な作業でも安定した作業ができそうだ。
モニターにはsRGBカバー率100%の16型WQXGA液晶を搭載、移動可能なデスクトップと呼べる最強のマシンになっている。
画像編集におすすめの14型クリエイターノートPC「DAIV S4-I7G60CB-B」
また、14型クリエイターノートPC「DAIV S4-I7G60CB-B」も同じく2023年4月20日に発売された。CPUにCore i7-13700H、GPUにGeForce RTX 4060 Laptopを搭載。
sRGB100%カバー、カラーキャリブレーション済みの液晶で、色の正確性が求められる画像編集用途に最適だ。価格は249,800円 (税込)。
筐体デザインを刷新したクリエイターデスクトップPC「DAIV FX-I7G70」
デスクトップPCの「DAIV」は筐体デザインを刷新。クリエイターデスクトップPC「DAIV FX-I7G70」が2023年4月26日に発売された。価格は359,980円 (税込)。
発売されたばかりのミドルレンジ向けGPU「GeForce RTX 4070」を搭載している。
パフォーマンス最優先のクリエイター向けワークステーション「DAIV FW-X3N04 / FW-X5N60」
また、パフォーマンスを最優先したクリエイター向けワークステーションが2023年4月20日に発売された。8K動画編集や3DCGにパワーを発揮してくれるだろう。
エントリー構成の「DAIV FW-X3N04」はCPUにXeon w3-2423、GPUにNVIDIA T400、メモリ64GBなどを搭載するなどして499,800円 (税込) となる。さらにハイエンド構成の「DAIV FW-X5N60」はCPUにXeon w5-2455X、GPUにNVIDIA RTX A6000、メモリ64GBなどを搭載するなどして1,559,800円 (税込) となっている。
ノートPCに給電できる液晶モニター「iiyama XUB2492HSN-B5 / XUB27922QSN-B5」
マウスコンピューターは、2008年にiiyamaを買収して「iiyama」ブランドのモニターを発売している。今回発表されたUSB Type-C対応の23.8型モニター「XUB2492HSN-B5」(市場想定価格 税込28,930円) と27型モニター「XUB27922QSN-B5」(市場想定価格 税込38,940円) は、2023年5月下旬に発売予定だ。
ノートPCとUSB Type-Cケーブルでつなぐだけで、画像出力とノートPCへの電源供給をケーブル1本で行なうことができる。
ゲーミングPC「G-Tune」はホワイトバージョンを開発中
会場には、2023年7月に追加予定というゲーミングPC「G-Tune」のホワイトバージョンが展示されていて、注目度も高かった。ホワイトバージョンでは、ケースファンLEDの色も青色になる。どうしても黒ばかりのPCに個性を出したいならこうした選択肢もアリかも?
〈取材・文〉稲葉利二