「主役が目立つ」「バランスが良い」写真を撮るために、知っておきたい構図のテクニックを紹介。構図の基本から大胆な応用構図、撮影シチュエーション別の具体例まで、プロの視点を交えて解説しています。すぐに活用したくなるテクニックやヒントが満載です。
写真が上手くなる100のルール 構図編 改訂版
2022年11月24日発売
B5判 オールカラー128ページ
定価 1,900円 (税込)
ISBN 9784651202778
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構図作りのためのカメラ機能
- 機能1 : グリッド線・電子水準器
- 機能2 : ライブビューによるコントロール
- 機能3 : ピント合わせ (測距点移動・拡大)
- 機能4 : ピント合わせ (顔認識・ピーキング)
- 機能5 : 可動式背面モニターほか
〈第1章〉構図作りの基本
- ルール1 : 構図作りの基本は主題を明確にするのが第一歩
- ルール2 : 主題がはっきりわかるように副題とのバランスを考える
- ルール3 : いつもとは違うアングルで新鮮な面白さや迫力を出す
- ルール4 : 主題の存在を邪魔しないように背景をすっきり整理する
- ルール5 : 被写体に近づき角度を付けると遠近感が出て迫力がアップする
- ルール6 : 画面を意図的に傾けると写真に動きや臨場感を出せる
- ルール7 : 前景を組み合わせることで画面に奥行きを感じさせる
- ルール8 : 前ボケの色味を利用して主題を華やかに演出する
- ルール9 : 前ボケを主題に重ねることで幻想的な印象を作り出す
- ルール10 : あえて全体を見せないことで広がり感を引き出せる
- ルール11 : 部分を大胆に切り取ることで伝えたい意図を明確にする
- ルール12 : 切り取ったものどうしを組み合わせて造形の面白さを出す
- ルール13 : 余分な「空き」は整理して適度な「間」を作ってみよう
- ルール14 : 主題の方向を見て「空間」を作ると安定した構図になる
- ルール15 : 空間の位置と大きさによって開放感や重苦しさなど心情を表す
- ルール16 : 前後の空間によって時間の流れを演出できる
〈第2章〉構図パターンとフレーミング
- ルール17 : 基本の構図パターンに当てはめればバランスの良い構図になる
- ルール18 : 分割線にとらわれずに極端な空きを作っても面白い
- ルール19 : シンプルにまとめたいときは「日の丸構図」を使ってみよう
- ルール20 : 「曲線構図」を意識して利用すると画面に流れを生み出せる
- ルール21 : 写真に流れを感じさせるなら「対角線構図」に当てはめてみよう
- ルール22 : 水平線を捉える「水平線構図」は伸びやかさ、広がり感を表現できる
- ルール23 : 「垂直構図」を使うとリズムのある自然風景になる
- ルール24 : 開放感や躍動感を出したいときは「放射状構図」を使ってみよう
- ルール25 : 「三角構図」の安定感で力強さを印象づけられる
- ルール26 : 不安定さによる緊張感を生み出す「逆三角構図」
- ルール27 : 引き込まれるような描写になる「遠近法構図」を生かそう
- ルール28 : 視線を集中させることで主題がはっきりする「額縁構図」
- ルール29 : 繰り返しによる「パターン構図」でリズム感や統一感を引き出そう
- ルール30 : 「シンメトリー構図」によって緊張感や静寂さを表現できる
- ルール31 : 生き生きとした動感とともにパターン的な美しさもある「斜線構図」
- ルール32 : フレーミングが上手くなるコツは主題が引き立つ形に近づけること
- ルール33 : 要素が多く主題に迷ったときは全体から部分へと撮り分けよう
- ルール34 : 全体を見せないことで想像力をかき立て興味を引く
- ルール35 : 広大な景色を生かすには主題と周囲とのバランスが重要
- ルール36 : スナップのフレーミングは主題を捉える観察力を磨くこと
〈第3章〉レンズ別の構図テクニック
- ルール37 : 広角レンズの特徴を生かすとさまざまな表現ができる
- ルール38 : 超広角レンズの広い画角を使うと狭い室内空間を広々と写せる
- ルール39 : 被写体にグッと寄って撮ると広角のデフォルメ効果が得られる
- ルール40 : 下からあおって撮ることでデフォルメ効果が最大になる
- ルール41 : 大きさを対比できる副題を入れるとスケール感が際立って見える
- ルール42 : 被写体を小さく捉えればより広さを感じさせることができる
- ルール43 : 画面の中にブレの差を生じさせて主題の動感をアップさせる
- ルール44 : 魚眼レンズの強い湾曲を利用して個性的な構図に挑戦しよう
- ルール45 : 被写体をクローズアップすることでマクロレンズの特徴が生きてくる
- ルール46 : 望遠レンズの特性を利用すると距離感やボケ感が自在になる
- ルール47 : 「圧縮効果」+「切り取り効果」でボリューム感をアップする
- ルール48 : 「ボケ効果」+「切り取り効果」で主題を浮かび上がらせる
- ルール49 : 望遠の狭い画角を利用してすっきりとした背景を作ろう
- ルール50 : 思い切りよく「切り取り効果」を使い見せたい部分を強く押し出す
- ルール51 : 「ボケ効果」による前ボケを利用して画面全体を色づけする
〈第4章〉風景の構図作り
- ルール52 : ハイアングルやローアングルで樹木の躍動感や美しさを見せる
- ルール53 : 広角で広く風景を捉えるときは地面のうねりを利用して変化を出す
- ルール54 : 滝の迫力を伝えたいときは流れが激しい部分だけに絞る
- ルール55 : 流れを分断しないようにすると渓流がきれいに続いて見える
- ルール56 : やや平面的な海の風景は前景を取り入れて立体感を出す
- ルール57 : 海岸線や海面の美しさを狙うときは離れた位置から捉えよう
- ルール58 : 太陽そのものを入れなくても光と色で夕日を感じさせられる
- ルール59 : 山のピークを画面上部に配置すると存在感を感じさせることができる
- ルール60 : まばらに咲いた高山植物は広角で近寄って密度感を上げよう
- ルール61 : 新緑の森林風景では特徴的な幹を中心に構図を作る
- ルール62 : 地面すれすれのポジションから小さな落ち葉を捉える
〈第5章〉ポートレートの構図作り
- ルール63 : ポーズや背景に合わせて中心からずらすとバランスが取れる
- ルール64 : アップで狙うポートレートでは大胆なカットで印象を強くする
- ルール65 : 顔や目線の方向を意識して空間のバランスを取ろう
- ルール66 : 広角レンズの遠近感を使えばポートレートに動きが出る
- ルール67 : 不安定なバランスにすることで揺れ動く心情を演出できる
- ルール68 : 撮影ポジションを変えて構図や目線に変化を付けよう
- ルール69 : 段差などの高低差を利用すると全身を入れた構図が撮りやすい
- ルール70 : 大きくぼかした空間を取り入れ幻想的な雰囲気を作り出す
- ルール71 : 撮影アイテムを用意しておけば表情や動きが生き生きとしてくる
〈第6章〉テーブルフォト・花の構図作り
- ルール72 : 複数の被写体を並べるときは重ならないように構図を作ろう
- ルール73 : 主題が引き立つように撮影アングルと置き方を工夫する
- ルール74 : 置き場所や背景を工夫してテーブルフォトの雰囲気を作ろう
- ルール75 : 複数輪の花で構図を作るときは目立つほうを主題と考えよう
- ルール76 : 主題と同種の花を背景にするとイメージをまとめやすい
- ルール77 : 同じ花が並ぶ花壇では背の高い花をアクセントにしよう
- ルール78 : 花をアップで狙うときは目立つシベにピントを合わせよう
- ルール79 : 大きめの花をマクロで写すときはフォルムにこだわって構図を作ろう
- ルール80 : 水滴をクローズアップして幻想的な世界を作り出してみよう
〈第7章〉スナップの構図作り
- ルール81 : 対角線構図を取り入れるとスナップに流れと安定感が出る
- ルール82 : 前景と背景を生かして立体感のあるスナップにしよう
- ルール83 : さまざまな角度から俯瞰すると客観的な雰囲気を作り出せる
- ルール84 : 地面すれすれのローポジションでリアリティと動感のある写真にする
- ルール85 : 長く伸びた影を取り入れて夕方のイメージスナップを作る
- ルール86 : 街の景色に通行人を加えることで写真の深みをアップさせる
- ルール87 : 色や形、服装などを対比させインパクトのある写真を作り出す
- ルール88 : 画面を傾けることで躍動感のある構図になる
- ルール89 : 写真の中にいる人物によって第三者的な視点を生み出す
- ルール90 : 樹木が作り出す影を取り入れて優雅さを出す
- ルール91 : 切り詰めたフレーミングで見る者の想像力をかき立てる
- ルール92 : 波紋や濡れた様子を見せて間接的に雨を表現する
〈第8章〉鉄道・飛行機の構図作り
- ルール93 : 鉄道風景のフレーミングは先に列車の位置を決めるとよい
- ルール94 : 広角レンズの遠近感を利用して小さな花を鉄道写真に取り込もう
- ルール95 : 編成写真は列車の最後尾まで入れ線路下をギリギリまでカットする
- ルール96 : 蒸気機関車の構図作りは煙のスペースを考慮するのがコツ
- ルール97 : 季節感を感じるイメージ写真は大胆なフレーミングがポイント
- ルール98 : 飛行機の大きさと空間の位置で飛んでいる高度を印象付けられる
- ルール99 : 翼部分をカットして大きく捉えればより迫力が増してくる
- ルール100 : シルエットのフレーミングはフォルムが崩れない角度から狙う