ロモジャパンは、Lomography (ロモグラフィー) の単焦点レンズ「Nour Triplet V 2.0/64 Bokeh Control」の先行予約販売をクラウドファンディングサイト「MotionGallery」で2023年10月5日に開始した。
<2024.2.8> Lomographyオンラインストアで一般販売の予約受付開始。発送は2024年3月から。
このプロジェクトはAll in型で、プロジェクト終了日の2023年11月6日までに支払いが完了した時点で購入が成立し、最短で2023年12月に製品が発送される。
「Nour Triplet V 2.0/64 Bokeh Control」は、ロモグラフィ−のアートレンズシリーズの新モデル。ポートレートに最適な64mmの焦点距離を持ち、開放絞り値はF2.0と明るい。一番の特徴は球面収差コントロール機能の搭載。球面収差の補正レベルをノブの操作で変えることで、ボケ描写を変化させることができる。
「Nour Triplet (ヌール トリプレット)」の “nour” はアラビア語で知識や光を意味する。これは球面収差の存在を発見した物理学者であるイブン・アル=ハイサムの物語からインスピレーションを得ているという。 “Triplet” は3枚構成のトリプレットレンズを意味する。このレンズでは、球面収差を調整する機構を設けるため、3群5枚のレンズ構成になっている。
球面収差コントロール機能には、「Soft」「Classic」「Bubble」の3つのポジションがあり、レンズの上部に設けられたコントロールノブを操作してボケ描写を選択する。「Soft」は球面収差の補正が弱い設定で、画面全体がソフトな描写となる。「Classic」は適度な収差補正が行なわれる設定で、シャープに写るが、トリプレットレンズらしい少しクラシカルな描写となる。「Bubble」は球面収差補正を強くかけた設定で、玉ボケの輪郭が強く残り、シャボン玉のように写る。
カラーは、ブラックとゴールドの2種類。ブラックは、アルミニウム製の鏡筒にブラック塗装を施したもの。ゴールドは真鍮製のゴールド仕上げ。いずれも鏡筒内側と絞りリング、フォーカスリングはブラック。それぞれのボディカラーに合わせた金属製のレンズキャップが付属する。
本製品はミラーレスカメラ用の設計になっており、対応するマウントは、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZの3種類。マニュアルフォーカスで、電子接点を持たない。
レンズ先端寄りに球面収差コントロールのコントロールノブがあり、その下のカメラ寄りに絞りリング。この絞りリングはクリックレスで、リニアに絞りをコントロールできる。レンズのもっともカメラ寄りにあるリングがフォーカスリング。各レンズに付けられたフードは着脱可能。
より積極的にボケを楽しむアクセサリーとして、ユニークな形状の絞りプレートが6種類同梱される。レンズ後部に任意の絞りプレートを取り付けることで、ボケの形状を変えることができる。
MotionGalleryでは、クラウドファンディング期間中のみ最大で希望小売価格の25%オフで「Nour Triplet V 2.0/64 Bokeh Control」を購入できる。なお、いずれも数量限定。
■Nour Triplet V 2.0/64 Bokeh Control (ブラック)
通常販売価格 49,800円 → 25%オフ 37,350円 (いずれも税込)
※最短で2023年12月発送
■Nour Triplet V 2.0/64 Bokeh Control (ゴールド)
通常販売価格 59,800円 → 25%オフ 44,850円 (いずれも税込)
※最短で2024年1月発送
Lomography Nour Triplet V 2.0/64 Bokeh Control 主な仕様
カラー ブラック、ゴールド
対応マウント キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ
対応フォーマット 35mmフルサイズ
焦点距離 64mm
画角 37°
レンズ構成 3群5枚
開放絞り F2.0
最小絞り F16
最短撮影距離 0.6m
フィルター径 55mm
素材 アルミニウム (ブラック)、真鍮 (ゴールド)
重量 ブラック 395g、ゴールド 620g