ライカカメラは、ライカLマウントの超広角単焦点レンズ「スーパー・アポ・ズミクロンSL f2/21mm ASPH.」を2023年11月に発売する。販売価格は825,000円 (税込)。
本製品は、ライカSLシステムの交換レンズとしては最も画角の広い単焦点レンズ。開放絞り値F2の「アポ・ズミクロン」シリーズとしてロードマップにも掲載されていた。これで、「アポ・ズミクロンSLレンズ」は、28mm、35mm、50mm、75mm、90mmと合わせ、6本となる。いずれも鏡筒のサイズは同じで、フィルター径も67mmに統一されている。
レンズ構成は11群14枚。うち3枚が非球面レンズで、アポクロマート補正により、赤・青・緑の3波長の色収差をしっかりと抑え、絞り開放から優れた描写性能を発揮する。自然で滑らかな階調、細部に至るまでシャープな描写が得られ、風景や屋内、建築物の撮影、ポートレート、報道撮影とあらゆるシーンでプロフェッショナルのニーズに応える。
ピント合わせは、複数の光学系を独立したモーターで動かすデュアル・シンクロ・ドライブを採用し、高速AFが可能。この機構は近距離撮影時に画質を維持するのにも有利。最短撮影距離は21cmと短く、最大撮影倍率は1:5.3を実現している。
Leica Super-APO-Summicron-SL f2/21mm ASPH. 主な仕様
対応マウント Lマウント
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
フォーカス AF
焦点距離 21mm
レンズ構成 11群14枚 (非球面レンズ3枚)
開放絞り F2
最小絞り F22
最短撮影距離 0.21m
最大撮影倍率 1:5.3
フィルター径 E67 (67mm)
最大径×長さ 約φ73×102mm
質量 約789g
付属品 レンズフード