書籍『認知症700万人時代 ─ ともに生きる社会へ』が発売された。
認知症の人がともに生きられる社会を目指す動きを、2人の京都新聞社記者が追った。文章が主体のドキュメントと、言葉と、そこからこぼれ落ちてしまう余白を写真で語るPhoto Storyで構成する。
奇怪に見える行動も、彼らの心理がわかると理解できることが多い。認知症になった夫が姿を消し、その後、白骨化した遺体が発見された。場所は初めて夫婦で暮らしたアパートの近くだった。ボケた自分に悩み、一人で抱え込まざるを得なかった悲劇だ。共助が鍵となる。
認知症700万人時代 ─ ともに生きる社会へ
著者 鈴木雅人、松村和彦
体裁 四六判・240ページ
価格 2,200円(税込)
発売日 2023年7月7日
発行 かもがわ出版
〈文〉市井康延