吉永陽一さんのフォトエッセイ『秘境駅への旅』が発売された。
秘境駅とは人里離れた場所にあり、列車の本数が少なく、たどり着くのが困難な駅を指す。吉永さんは国内20駅、海外3駅を選んで訪ねた。現地には列車を乗り継いで行き、その道中もドラマの一つである。
現地で出会った人や鉄道会社、自治体への取材も行ない、それぞれの駅の成り立ちや歴史を記す。駅周辺を歩いて撮影した写真や、吉永さんの十八番・空撮も楽しめる。秘境駅旅のパイオニアである牛山隆信さんとの対談も収載。
吉永陽一『秘境駅への旅』
体裁 新書判・272ページ
価格 1,100円(税込)
発売日 2023年9月15日
発行 交通新聞社
吉永陽一 (Yoichi Yoshinaga)
1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。約15年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄 (そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の鉄道空撮写真を発表。ライフワークは鉄道空撮のほか、学生時代から撮り続けている6×6や4×5の鉄道情景や廃墟。空撮以外にも旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。日本写真家協会正会員、日本鉄道写真作家協会正会員。
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〈文〉市井康延