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メモリーカードやHDDのエラーが発生したらどうする? データ復旧サービス会社に聞いた

めったにはない。しかし運が悪いと、メモリーカードからデータが消えたり認識しないなどのトラブルはときに起こってしまう。しかも最悪のタイミングで訪れる。そんなときの対処方法は?

データ復旧マニュアル

データが壊れたときの手順

もしトラブルが発生したら、メモリーカードはリーダーに挿して認識するか、HDDは異音がするか確認する。明らかに物理的な破損ならばデータ復旧サービスに直行だ。物理的な破損がなさそうなら、データ復旧ソフトを試してみよう。それでも復旧できなければ、データ復旧サービスに依頼する。症状と見積りに納得できたら作業してもらおう。

自己流で傷を広げる前に早めの相談が解決への近道

エラーを起こしたメモリーカードや、読めなくなったハードディスク。消えたデータを復旧させる方法には、データ復旧ソフトやデータ復旧サービス会社がある。どのように選べばいいのだろう。AOSデータ株式会社の稲田さんと小菅さんに聞いた。

「物理的に壊れていなければ、データ復旧ソフトを使ってみてください」

メモリーカード内はファイルシステムで管理されている。そこがトラブルを起こした場合は、データ復旧ソフトで解決できる可能性が高いとのこと。

「しかし物理的に壊れていると、ソフトでは復旧できません。われわれデータ復旧サービス会社にご依頼ください」

物理的に壊れている場合は、まずはデータを抽出して解析。そして復元作業を行なう。最後にデータ確認とウイルススキャンをして完了だ。なお復旧成功とは、持ち込んだユーザーにとって必要なデータが復元できたかどうか。9割以上復元できても、もし必要なデータが復元できていなかったら、それは成功と見なさないそうだ。

「ソフトかサービス会社か迷ったら、まずはお気軽にご相談ください。症状を確認して、ソフトを使った復旧が可能でしたらお伝えしますし、当社で行なう必要があればお見積りをして、ご納得の上で作業させていただきます」

特に物理障害の場合、自分で復旧させようとしても症状が回復することはない。むしろ悪化させる可能性もあるので、なるべく早くデータ復旧サービス会社に相談するのがオススメだ。

データ復旧マニュアル
AOSデータ株式会社の小菅大樹さん (左) と稲田大輔さん (右)

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※本記事は『CAPA』2024年7月号掲載の記事を一部抜粋したものです。すべての内容は『CAPA』2024年7月号をご覧ください。