シャオミ・ジャパン(小米技術日本株式会社)は、ライカ共同開発トリプルカメラシステムを搭載したハイエンドモデルスマートフォン「Xiaomi 14 Tシリーズ」を発表。「Xiaomi 14T Pro」を11月下旬以降に発売する。キャリアはソフトバンクで、オープンマーケットモデルも発売される予定だ。オープンマーケットモデルの市場想定価格は、ストレージ256GBが109,800円(税込)、512GBが119,800円(税込)。
注目すべきは、ライカ共同開発のトリプルカメラシステムを搭載したカメラ機能。ライカとの共同開発のカメラシステムを搭載するのは、Xiaomiとしては3機種目、Tシリーズでは初となる。
ライカSummilux光学レンズ採用の約5000万画素の23mmメインカメラは、大口径でF値1.6と非常に明るく、光学式手ブレ補正(OIS)にも対応している。ライカ60mm望遠カメラは、約5000万画素でF値は2.0、約1200万画素の15mm広角カメラはF値2.2とどれも明るいのが特徴。「昼も夜も、心躍る撮影体験を」のキャッチフレーズ通り、夜間撮影をさらに進化させている。この3つのレンズで、5つの焦点距離(15mm、23mm、45mm、60mm、120mm)をカバーしており、最大30倍までズーム撮影可能だ。
また、美しいポートレート撮影ができるものポイント。「Leicaポートレート」「マスターポートレート」の2つのモードで撮影体験ができる。「Leicaポートレート」では、よりリアルで自然な表現を。「マスターポートレート」では、被写界深度とディテールが強化され、自然に被写体が際立つボケ効果のあるポートレート撮影を楽しめる。
これらを可能にしているのが、1/1.31インチの大型イメージセンサー「Light Fusion 900」。高いダイナミックレンジとネイティブ14ビットの色深度を備えたXiaomi独自開発のセンサーだ。
暗い環境でもいかに美しい写真が撮影できるのかを表現するために、発表会では夜間撮影体験も行われた。
発表会に登壇した写真家・保井崇志さんは、実際に「Xiaomi 14T Pro」で撮影をしてみて、「シャドウ部分の表現が印象的で良いと感じた。普段ライカM11を使っているが、あまりレンズ交換をしたくない。なので、カメラでは補えない焦点距離での撮影もできるのは魅力。色味もライカにかなり近づいていると感じる。「Xiaomi 14T Pro」メインで、ストリート撮影が行える。たくさんの人がXiaomiのスマートフォンを通してライカに触れて、写真の世界に入っていってほしい」と感想を語った。
ライカ共同開発のカメラシステムが特徴ではあるが、「Xiaomi 14T Pro」には、高性能AIチップセット「MediaTek Dimensity 9300+」が搭載されており、グーグルの生成AI「Gemini」も搭載。「かこって検索」にも対応するほか、文字起こしや字幕の生成、翻訳などを行うAI言語機能の他、写真の背景に合わせて周辺の様子を生成して背景を拡大する「AI拡大」機能も含め、海外旅行や仕事、クリエィティブなど様々なシーンをこなしてくれるスマートフォンだ。日本ローカライズとして「おサイフケータイ」にも対応している。
わずか19分で100%まで充電できる超急速充電もうれしい。5000mAhの大容量バッテリーにも関わらずこのスピード。そして、充電回数(充電サイクル)が 1600回に達しても80%の最大容量を維持できる長寿命だ。
ストレージが256GB、チップセットが「MediaTek Dimensity 8300-Ultra」を搭載した「Xiaomi 14T」は、2024年12月中珠雲以降の発売を予定。キャリアは、auとUQ mobikeとなっている。
Xiaomi 14T ProとXiaomi 14T仕様
【訂正】「Xiaomi 14T」は、ワイヤレス充電非対応。