高画質なヤツ「キヤノンEOS5D」と、タフなヤツ「オリンパスμ770SW」。結局、今回の帰省には、特長&個性が明確なこの2台を選びましたヨ!
考える時間は「長けりゃイイ」ってモンでもないけど、あまりにも時間がない状況下で下した“夏の帰省用カメラ”の選択は? ハイッ、昨年の夏と同様『キヤノンEOS5D』デース!! ボクにとって「夏」は、一年の中で最も表現意欲が高まる季節。だから、所有するデジタルカメラで最も高画質なEOS5Dを選んだのだ…って、ぎりぎりまで迷ってたクセによく言うよね(笑)。
メインレンズには、手ブレ補正付き標準ズーム「EF24~105ミリはF4L IS」ではなく、広角ズーム「EF17~40ミリF4L」を選んだ。ボクに言わせれば、夏は「マクロの季節」ではなく「広角の季節」。広角域でグワァーンと被写体に肉薄して、夏の光と色をダイレクトに感じて表現するのダッ!! だから、最短距離0.28㍍の17~40ミリの方に、より魅力を感じたのだなー(24~105ミリの最短距離は0.45㍍)。あっ、それと! サイズ的にも17~40ミリの方が断然コンパクトなので、収納や撮影時の取り回しが、ずいぶん楽に感じられるのよ。
コンパクトデジカメの方は、やっぱ防水・防塵&耐ショック性能の魅力で『オリンパスμ770SW』に決めた。このカメラも…いや、このカメラこそ「夏に使わないで、いつ使うの?」って感じだな(笑)。でもって、いきなりその本領を発揮する場面をむかえた。帰省して2日目の夕方、自宅前の田んぼ脇で、まずボクが誤ってコンクリート製の階段に落としてしまった。
「ガシャ!」
こういう瞬間、フツーは「やっちゃった!」と思うもんだけど、μ770SWの場合だと、瞬時に「あ、落ちた! でも、大丈夫だろうナ」と思ってしまったのがスゴイ! レンズ部の枠などに少しキズがついたけど、思ったとおり作動はまったく問題ナシ。…だが、その15分くらい後
「ガラガラガッシャーン!!」
今度は、μ770SWを持って走り回っていた息子が、段差でつまづいて転倒! コンクリート製の路面に、思いっきりμ770SWを叩きつけてくれたのだ。うわ~っ、レンズ部枠がキズだらけ!! ええっ、それでも作動はまったく問題ナシでございますのことよ。オーッホホホホ!!(ヤケクソ笑)まさか、こんなに早くタフさを実感するとはねぇ…。
1回目の落下のキズは大したことなかった。だが、2回目の落下キズは派手だった。見た目が痛々しいだけじゃなく、鋭角に刻まれたキズは触る指にも痛いのだ。…ということで、近くに転がっていた石ころで、鋭角に盛り上がった部分を削った。かなりの荒療治だったけど、意外とキレイに修復できた(痛くなくなった)