カメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2025」が、2025年2月27日~3月2日にリアル会場とオンラインで開催。今年は過去最多となる125の企業・団体が出展しています。リアル会場から、注目の新製品や各社のイチオシ、取材スタッフが見つけた注目アイテムを紹介します。
RAID
RED Digital CinemaのシネマカメラやThypochのクラシックな交換レンズ、Exascendのメモリーカードなどを扱うRAIDのブース。ステージではプロ機材.comによる配信も行われていた。
CFexpress 4.0に対応したExascendの高速メモリーカード
CFexpress 4.0に対応し、12K RAW動画も収録可能という書き込みスピードを実現したExascend (エクサセンド) のCFexpress Type Bカード「CFexpress 4.0 Type B – Nitro Pro」「CFexpress 4.0 Type B – Essential Pro」「CFexpress 4.0 Type B – Element Pro」。「Nitro Pro」は最大読み取り速度3750MB/s、最大書き込み速度3400MB/s、持続書き込み速度3300MB/sを誇る。
「Nitro Pro」と「Essential Pro」は放熱のためにアルミボディを採用。独自の技術により、従来モデルよりも大幅な温度低減を実現したそうだ。また、IP67相当の防塵・防水性能も備える。ちなみにExascendは台湾のストレージメーカーで、宇宙航空分野から自動車分野、映画制作用など幅広い用途に対応する製品をリリースしている。

こちらはCFexpress Type AをCFexpress Type Bに変換するためのアダプター「CFexpress Type A to B Adapter」。CFexpress 4.0をサポートしているので、安心して使うことができる。違うメーカーのカメラを複数台使うときなどに便利。

CFexpress Type A対応のカードリーダーも参考出品。ケーブルが抜けにくい仕様になっている。
CP+2日目には、写真家の森脇章彦さんとExascend社CEOのFrank Chenさんによる対談も行われ、同社のメモリーカードの特徴や使いこなし、今後の展開などが熱く語られた。対談の様子はプロ機材ドットコムの協力によりライブ配信され、現在はアーカイブが公開されている。視聴はYouTube RAIDチャンネルより。

■YouTube RAIDチャンネル
https://youtube.com/live/l4WNwoye2nA
クラシカルなThypochの新レンズ2本をお披露目
こちらはTyposh (タイポッシュ) のSimeraシリーズ新製品「Simera 21mm」と「Simera 75mm」。どちらもF1.4と明るい。Simeraシリーズは最先端技術とクラシックな描写を融合させたレンズとして人気がある。マウントはライカMマウント。


小さく畳めて大きく膨らむLEDライト
RAIDブースでライブ配信をおこなっていたPRO機材ドットコムの新製品「APRO HT-20C フルカラーエアチューブライト 20w」。空気を入れて膨らませて使用するタイプのLEDライト。右手に持っているのが畳んだ状態で、見てのとおりとてもコンパクトになり持ち運びに便利。充電式で、フル充電・フル発光の場合80分点灯することができる。
