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研究と実践を繰り返しポートレートを深掘りするワークショップ「ポートレート・スタディーズ」開講

写真家の大森克己さんと写真編集者の池谷修一さんによるワークショップ「ポートレート・スタディーズ」が、2025年9月に開講します。

ポートレート・スタディーズ

 

第一線で活躍するフォトグラファーと池谷さんが共同で指導する「写真の研究と実践ワークショップ」シリーズ。これまで、写真家のGOTO AKIさんと池谷さんの2人が講師となり活動してきましたが、今夏から大森さんが参加し、ポートレートに特化したワークショップが新設されました。

「ポートレート・スタディーズ」は、ポートレートを根本から捉え直し、その研究と実践を繰り返しながら、いかに魅力的なポートレート写真を生み出すかを体得するためのワークショップです。テーマを設けたレクチャーと、それを受けての実習、レビューを全8回の日程で繰り返し、参加者の個性に則した実力の底上げを行います。

ポートレート・スタディーズ
レクチャーでは、絵画を含む歴史上のさまざまなポートレート作品や大森さんの作品を参照しながら、ポートレートの歴史や技法、意味を考えます。

ワークショップの成果物として、プリンティングディレクターに鈴木利行さんを迎え、参加者全員が16ページのZINEを1冊制作します。ポートレートの新しい可能性が見つかるはずです。参加の申し込みはEメールにて。

ポートレート・スタディーズ 概要

日程
第1回 2025年9月6日 (土)
第2回 2025年9月27日 (土)
第3回 2025年10月25日 (土)
第4回 2025年11月29日 (土)
第5回 2025年12月20日 (土)
第6回 2026年1月24日 (土)
第7回 2026年2月28日 (土)
第8回 2026年3月21日 (土)

時間
各回 11:00〜17:00
※参加人数によって時間の調整あり。途中入退場可。

会場
AL 2F SPACE (東京都渋谷区恵比寿南3-7-17)

講師
大森克己 (写真家)、池谷修一 (写真編集者)

募集人数
15名 (最少開講人数6名)

参加費
一般 99,000円 (税込)
学生 93,500円 (税込)
※ZINE制作には別途実費が必要 (プリンティングディレクターによる印刷データ作成費、オンデマンド印刷、製本代を含む)。

参加条件
自身で撮影した写真による作品発表を目標にしていること。カメラの基本的な使い方がわかり、カメラを所有していること。経験不問。

申し込み
件名を「ポートレート・スタディーズ」とし、氏名、連絡のつきやすい連絡先 (携帯番号など) を明記のうえ、yoyaku@al-tokyo.jp までEメールにて。

問い合わせ
氏名、連絡先を明記のうえ、workshopomoriiketani-al@yahoo.co.jp までEメールにて。

 

大森克己 (Katsumi Omori)
1963年、兵庫県神戸市生まれ。1994年キヤノン写真新世紀優秀賞受賞。国内外での写真展や写真集を通じて作品を発表。代表的な写真集に『サルサ・ガムテープ』『encounter』『サナヨラ』『Cherryblossoms』『STARS AND STRIPES』『incarnation』『すべては初めて起こる』など。2022年にはエッセイ集『山の音』を上梓。
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池谷修一 (Shuichi Iketani)
写真編集者・インディペンデントキュレーター。神奈川県横浜市生まれ。展覧会制作の仕事を経て編集者に。2011年~2020年『アサヒカメラ』編集部に在籍。写真集の編集やキュレーション、ワークショップを行っている。木村伊兵衛写真賞事務局担当。写真家たちのスライドショー・プログラム「LONG SEASON」を主宰。
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鈴木利行 (Toshiyuki Suzuki)
プリンティングディレクター。1975年、東京生まれ。長野県在住。デザイン事務所・遊具メーカーデザイン・設計部を経て、ドキュメンタリー写真集を得意とする出版社の写真集制作に長く携わる。約15年間のPD実績を積み、2019年、日本初のフリープリンティングディレクターとして独立。さまざまな印刷機に対応する幅広い経験で、作家とデザイナーの隙間を埋め、色を数値化することを得意とする。2019年、長野に「BELL WOOD COFFEE LAB」をオープン。
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