国際的な写真関連用品専門のオークション「第47回 ライツ・フォトグラフィカ・オークション」が、オーストリア・ウィーンにて2025年11月22日 (現地日付) に開催されます。それに先がけ、22点の希少なコレクションが来日しました。

2025年10月24日にライカ表参道店で開催されたプレビュー (内覧会) では、オークションの注目アイテムを「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」代表の Alexander Sedlak (アレクサンダー・セドラック) さんが紹介。投影されているのは「Noctilux 1.2/50mm chrome prototype」です。

「Noctilux 1.2/50mm chrome prototype」はブラックペイントのレンズが1800本製造されましたが、クロームのプロトタイプは数が圧倒的に少なく、希少価値が高いものです。

ローマ教皇フランシスコに贈呈された唯一無二のカメラ「ライカM-A Pope Francis」とレンズ「Noctilux M f1.2/50 ASPH.」のセットはチャリティ対象となっており、落札による収益はすべて、教皇の慈善団体に寄付されます。


初の量産モデル「ライカI」が誕生してから100周年の節目にふさわしいのが、こちら。最初に発売されたタイプで、後にA型と呼ばれる「ライカI Mod.A Anastigmart no.249」。

エリザベス女王に贈られた「ライカM3 Queen Elisabeth」の軍幹部中央には、エリザベス2世を意味する「EIIR」と王冠の刻印があります。


こちらは、スイス軍に納入するために100台のみ製造された「ライカIIIf black paint」。

「ライカMP-114 black paint」は、主にプロ写真家を対象とした「ライカMP」の特別モデル。わずか412台しか製造されておらず、うち141台がブラックペイントで仕上げられています。

今回の出品アイテムは、「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」公式サイトで閲覧可能。事前入札も受け付けています。
■ライツ・フォトグラフィカ・オークション (英文)
https://www.leitz-auction.com/en