ニコンイメージングジャパンから、2026年1月30日に発売となったフルサイズ対応の標準ズームレンズ「NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1」。質量がわずか約350gと、その驚きの軽さも発表時から話題となっています。実際に1泊2日の熱海旅行に持ち出し、その使い勝手を試してみました。

「ニコン Z5II」の新たなキットレンズとしても採用されるということなので、ボディは「ニコン Z5II」を使用しています。また、借用期間中に「東京オートサロン2026」も開催されたので、屋内の撮影も試してみました。
やはり軽さは正義だった
日本列島に最長寒波が到来し、関東でも降雪が見られた1月下旬の週末。静岡県熱海市では、早咲きの桜の一種「あたみ桜」が見ごろを迎えているということで、「NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1」を携えて熱海へと向かいました。

梅も見ごろだったので、熱海梅園に行ったり、MOA美術館にも行き熱海を満喫。「Z5II」に取り付けても合わせて約1050g (バッテリーおよびメモリーカードを含む) はとても軽く、最初はカメラバッグに入れて持ち歩いていましたが、そのうちバッグに入れず肩や首から下げて歩いていました。

軽いので持ち運びがおっくうにならず、撮りたいときにさっと構えてパッと撮れるのは、当たり前と言えば当たり前ですが、「重い機材もなんのその」と自分に言い聞かせている私には、あらためてその恩恵に気づかされる体験でした。また、STM (ステッピングモーター) によるAF駆動は静粛かつ高速で、静かな建物内などでも気にせず撮影できました。

広角から中望遠までカバー、もうちょっと寄りたいときに便利
そして、撮影していて楽しいのが24-105mmという焦点域の幅広さです。広い画角で切り取りたい風景から、スナップやテーブルフォト、ポートレートまで、ズームしながら撮りたい画角を自由に切り取ることができます。

105mmの中望遠までカバーすることにより、上の作例のように桜にやってきたメジロにズームして撮影することも可能です。やや遠かったのですが、近くに寄ってきてくれることもあるので、小さな被写体も大きく捉えることができます。メジロの素早い動きにも、しっかりAFが追従してくれていました。旅先では荷物も多いので、レンズ交換なしでさまざまなシーンを撮影できるのは頼もしい限りです。
こちらは宿泊したホテルの窓からの風景です。


熱海の海岸が一望できたので、105mmで立ち並ぶホテル群を撮影。細かい窓枠の解像感もしっかり得られています。
ここまで近づける近接撮影力の高さ

このレンズ、めちゃくちゃ寄れます。最短撮影距離は、焦点距離24-50mm時に20cm、105mm時に28cmとなっています。昼食に蕎麦をいただいたときに撮ってみました。レンズ先端が蕎麦につきそうになっています。ここまで近づいても、まだピントが合うのか! と思いました。

続いて、あたみ桜のクローズアップ撮影の様子です。

最大撮影倍率は0.5倍 (焦点距離70-105mm時)。花びら一枚一枚から、おしべとめしべの繊細なディテールをしっかりと捉え、また周囲が自然にボケてくれることで、被写体が強調されて印象的な写真となります。

東京オートサロン2026でも撮影してみた
年始すぐに「NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1」をお借りすることができたので、1月9日~11日に幕張メッセで開催された国内最大のカスタムカーの祭典「東京オートサロン2026」にも持ち込んで撮影しました。こちらはストロボを使用しています。

ニコン Z5II NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1 F6.7 1/125秒 ISO800 WB : オート 焦点距離90mm ストロボ発光
F4-〜7.1とそれほど明るいレンズではないのですが、「Z5II」だとISO感度を1250まで上げてもザラつくことなく、人物もキレイに撮ることができました。前述したように105mmの中望遠での撮影が可能なので、イベントの人混みの中ではかなり有効だと感じました。

ニコン Z5II NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1 F6.3 1/200秒 ISO800 WB : オート 焦点距離80mm ストロボ発光

ニコン Z5II NIKKOR Z 24-105mm f/4-7.1 F4 1/160秒 ISO1000 WB : オート 焦点距離24mm ストロボ発光
今回は1か月間ほどお借りすることができたので、レポートした場面以外に取材撮影で使用したりもしましたが、さまざまなシーンを1本でカバーできるのは本当に便利。「気構えなく写真を撮る楽しさ」が味わえるレンズだと感じました。最初に持つ1本として「Z5II」のキットレンズに採用されるのも納得です。