特集

写真展会場からレポート! もろんのんさんと逗子葉山高校写真部の挑戦がついにゴール

人気フォトグラファーのもろんのんさんを講師に招き、神奈川県立逗子葉山高等学校の写真部員が写真展を目指す「高校写真部応援企画 Presented by エプソン」。部員たちの作品が展示される「プリントでつながる写真展 Photo Connect SHIBUYA」が、2026年3月24日にギャラリー・ルデコでスタートしました。もろんのんさんと部員たちが来場するということで、編集部も会場へ。その様子をレポートします。写真展は3月29日まで。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート

額装された作品と対面!

会期2日目の3月25日、もろんのんさんと逗子葉山高校写真部員たちがギャラリーに集結。もろんのんさんによる2回目の講義で展示する作品「いのち」を完成させたものの、マット付きの額装に仕上げられた展示を見るのは初めて。部員たちはどういった反応をするのでしょうか。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート

 

部員たちは最初こそ緊張と興奮 (!?)、そしてほかの来場者への配慮などで各々静かに見入っていました。しかし、徐々に自分たちの作品が展示されているのを実感し始めた様子。

そこで、感想を聞くと「講義ではA3プリントでの掲示で、それでも大きくプリントされ見ごたえはありましたが平面的でした。額に入ると立体感が出て、より作品っぽくなり感動しました」。同様に「マットと額で写真がよりきれいに見えます。見た瞬間、ワーっとなりました。心の中で (笑)」「大げさに言うと、違う作品みたいです」などの声。

部長の岩崎恵大さんは、「1枚1枚は爽やかですが、組むことで力強い、まさに『いのち』と言えるような作品になりました。完成度はバッチリ、満足な出来です」。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
岩崎恵大さん (手前右)

 

そして、感慨深げに作品を見ていたもろんのんさん。「撮影から始まって、写真をセレクトして組んで、やっとここまで来ましたね。部員みんなと一緒に選びましたが、私も悩みました」と2回の講義を振り返りつつ、「みんなが伝えたことをスポンジのようにどんどん吸収していって驚かされました」とも語ってくれました。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
もろんのんさん

 

顧問の鬼頭先生は、「これまでも全国大会などで、写真部として組写真を作ることはしてきました。ただ今回は公共のギャラリーで、額装など展示の完成形を見ることができたのは生徒たちの大きな経験になったと思います」。

さらに、「もろんのんさんをはじめ、エプソンの方、CAPAの編集長、いろいろな大人の意見を聞きつつ作品を作れたことも新しい経験でした。皆さんが各々にいいところを伝えてくれて、それが生徒たちの見方を広げてくれたと思っています」。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
作品の前で記念撮影。素敵な作品、素敵な笑顔です。

こちらも好評! 写真展までの思い出写真

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート

逗子葉山高校写真部として作り上げた作品「いのち」のほかに、2L判にプリントされた作品のアザーカットや実習風景の写真を並べた展示も、部員たちには好評でした。撮って、セレクトして、組む。いっぱい悩んで完成させた作品づくりを思い出しながら見ていた様子。なかには「こちらの展示のほうが好きかも」という部員も (えっ、マジか!)。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
「1回目の講義が懐かしいね」と、もろんのんさん。残念ながら作品16枚には選ばれなかった写真も掲示してあります。

もろんのんさんの作品も展示

思い出写真の隣には、もろんのんさんの作品4枚が展示してあります。写真部の作品と同じく、テーマは「感謝」です。部員たちがテーマ「感謝」から作品「いのち」を導き出し、それが素敵な作品になったのを見ていたので、もろんのんさんは相当考えたそうです。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート

 

「昨年、ロンドンへ遊びに行ったときの写真で組んでみました。仕事の撮影ではなかったので、自分の心が動いた瞬間を素直に切り取っています。ドラマチックな出来事ではなくても、日常の中の小さな愛に感謝。作品タイトルを付けるなら『日々の幸せ』かな」。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
大きな展示作品のため「1億画素あるラージフォーマットのハッセルブラッドで撮影したので、大きく印刷してもきれいでひと安心」と、もろんのんさん。

ゲスト写真家・清水哲朗さんの飛び入り講評

「プリントでつながる写真展 Photo Connect SHIBUYA」では、エプサイトプレミアム会員の作品も展示されています。それと一緒に、ゲスト写真家5名の作品も並べられ、清水哲朗さんはそのひとり。ちょうど写真展に来たところ、お声がけさせてもらいました。そして、特別に逗子葉山高校写真部の作品を飛び入り講評。初見の高校生の作品をどう見たのでしょうか。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
清水哲朗さん

 

「テーマの『感謝』を深く掘り下げ、作品タイトル『いのち』としてまとめたところが良かったですね。生命が伝わる被写体はもちろん、光のある写真や虹の写真が入ったことで生きる希望なども感じられて強くなった。対する影 (陰) の写真もいいアクセントになっていて、バランスよくまとまっています。1つ厳しいことを言うと、落ち着いた写真が多いかな。距離感がスマホな感じというか……。もう1歩2歩、ぐっと寄って撮ることにも挑戦してみてください」と話してくれました。

もろんのん×逗子葉山高校写真展レポート
清水さんは部員たちに意図を問います。それに答える島田英澄さん。

写真展は3月29日まで!

Photo Connect SHIBUYA

もろんのんさんと逗子葉山高校写真部の作品が展示されている「プリントでつながる写真展 Photo Connect SHIBUYA」は、3月29日まで渋谷のギャラリー・ルデコで開催。このイベントでは、「エプソンフォトグランプリ2025入賞作品展」やエプサイトプレミアム会員による写真展、さらに当日参加できる「写真展示&プリント体験」など、高画質プリントを実感・体感できる多彩なプログラムが展開されています。ぜひ、足を運んでみてください。

会期 2026年3月24日 (火) ~29日 (日)
会場 ギャラリー・ルデコ (東京都渋谷区渋谷3-16-3 髙桑ビル)
時間 11:00〜19:00 (最終日は15:00まで)