サイトロンジャパンは、LAOWA (ラオワ) のティルト・シフトレンズ「LAOWA 17mm F4 Zero-D Tilt-Shift」と、シフトレンズ「LAOWA 17mm F4 Zero-D Shift」を、2026年5月1日に発売しました。

「LAOWA 17mm F4 Zero-D Tilt-Shift」と「LAOWA 17mm F4 Zero-D Shift」は、104°の画角と、歪曲収差を極限まで抑えた「Zero-D」設計をともに採用した、フルサイズ対応の超広角MFレンズです。フルサイズミラーレスカメラに最適化された設計ながら、中判 (ラージフォーマット) センサーのイメージサークルもカバーします。
対応マウントは、両レンズともソニーE、キヤノンRF、ニコンZ、Lに加え、富士フイルムGとハッセルブラッドXの6種類です。

「LAOWA 17mm F4 Zero-D Tilt-Shift」は、ティルト機構とシフト機構を備え、高度なピント面の操作が可能なティルト・シフトレンズ。価格はオープンで、参考価格は269,500円 (税込)。
「LAOWA 17mm F4 Zero-D Shift」は、パースペクティブ補正に特化したシフトレンズです。価格はオープンで、参考価格は214,500円 (税込)。共通して、注文から納品まで1か月ほどかかります。

■歪曲収差を極限まで抑制
12群18枚のレンズ構成を採用したLAOWA独自のZero-D (ゼロ・ディストーション) 設計により、歪曲収差をほぼゼロに抑制。建造物の直線を、画像周辺部まで歪むことなく正確に描き出せます。補正ソフトによる後処理の手間を省けるだけでなく、デジタル補正にともなう解像度の低下も防げます。これにより、レンズ本来の鮮鋭な画質を最大限に生かすことが可能です。

■シフト機構
フルサイズミラーレスカメラ装着時のシフト量は「17mm F4 Zero-D Tilt-Shift」が最大±12mm、「17mm F4 Zero-D Shift」が最大±11mm。建築撮影時などに発生する台形歪みを光学的に補正し、垂直・水平を維持した構図が得られます。
中判 (ラージフォーマット) ミラーレスカメラ装着時のシフト量は最大±8mm。富士フイルムGFXシステムやハッセルブラッドXシステムの高解像力を引き出すことができます。


■ティルト機構
「17mm F4 Zero-D Tilt-Shift」は、最大±10°のティルト機構を搭載。被写体面とセンサー面が平行でない場合でも、レンズをティルト (傾斜) させることにより回折現象による解像感の低下を避けつつ、被写体全体にピントを合わせることが可能です。フォーカスを自在にコントロールすることで、ピント面を極端に限定した「ミニチュア効果」も狙えます。

■回転機構
360°回転機構を搭載。シフト機構と組み合わせることで、視差のない精密なパノラマ写真が容易に撮影できます。

■フィルターを装着可能
超広角レンズでありながら、レンズ前面に86mm径のねじ込み式フィルターを装着可能。かさばる専用フィルターホルダーを必要とせず、NDフィルターやCPLフィルターを直接使用できます。

■近接撮影が可能
最短撮影距離は25cmで、超広角ならではのパースペクティブを生かしたダイナミックな近接撮影が楽しめます。また、14枚の絞り羽根により、絞り込み時には点光源から14本線の光芒を発生させることが可能です。

なお、両レンズを大きなティルト量・シフト量で使用する場合、レンズの一部がカメラのグリップなどに干渉する可能性があります。カメラボディの損傷を避けるため、使用前にテストを行うか、実際の撮影状況に応じたシフト量の調整が推奨されています。
LAOWA 17mm F4 Zero-D Tilt-Shift / Shift 主な仕様
対応マウント ソニーE、キヤノンRF、ニコンZ、L (※1) 、富士フイルムG、ハッセルブラッドX
フォーマット フルサイズ
焦点距離 17mm
画角 104°
フォーカス マニュアルフォーカス (MF)
開放絞り F4
最小絞り F22
ティルト Tilt-Shift ±10°、Shift なし
シフト Tilt-Shift ±12mm、Shift ±11mm (富士フイルムGとハッセルブラッドXは両レンズとも±8mm)
レンズ構成 12群18枚
絞り羽根枚数 14枚
マウント回転機構 360°(15°ごとにクリック)
最短撮影距離 250mm
最大撮影倍率 0.131倍
フィルター径 86mm
最大径×長さ 約φ93×111mm (※2)
質量 Tilt-Shift 約810g、Shift 約770g (※2)
※1 両レンズのLマウント用は、パナソニック「LUMIX S5II」「S5IIX」「S1II」「S1RII」「S1IIE」では使用できません。
※2 両レンズともマウントにより異なります。