ライカカメラ社は、第48回「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」を2026年6月13日にドイツ・ウェッツラーにて開催します。

「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」は、歴史的に価値があるカメラやレンズを取り扱う世界有数のオークションです。今回は、1950年代にルポルタージュ撮影用として製造された「ライカMP」、19世紀末に開発された「シネマトグラフ・リュミエール」などが出品されます。
オークションは、2026年6月13日の午前11時 (現地時間) よりドイツ・ウェッツラーのライツ・パーク内「Leica Welt」にて開催。当日は、ライブオークションサイトからのリアルタイム入札も可能です。また、オンラインや書面、電話による事前入札も受け付けています。
注目の出品アイテム
ルポルタージュ撮影用の「Leica MP black paint no. MP-33」
ルポルタージュ撮影用として製造された「ライカMP」ブラックペイント。1957年にスウェーデンの販売業者へ納入されたものです。「ライカMP」の製造台数は402台で、うちブラックペイントは141台のみ。今回のオークションで最も希少価値が高いアイテムのひとつです。ブラックペイントのワインダー「Leicavit」と、同じくブラックペイントでマウント部が真鍮製のレンズ「Summicron 2/5cm」とセットで出品されます。

元祖パパラッチが所有していた「Leica MP chrome no.MP-368 ‘Tazio Secchiaroli’」
クローム仕上げの「ライカMP」も、製造台数261台の希少なカメラです。こちらは、イタリアの写真家タツィオ・セッキアローリ氏が所有していたと記録されているもの。フェデリコ・フェリーニ監督の映画『甘い生活』には、彼をモデルにしたカメラマンが登場しますが、その役名が「パパラッチ」の語源となりました。

ライフル型のブレ防止アクセサリー「E. Leitz New York Leica Gun RIFLE ‘Patent Pending’」
望遠撮影時のブレを軽減するために考案された、ライフル型のアクセサリー。野生生物写真家のアッティリオ・ガッティ氏からインスピレーションを得て製作されました。製造台数は諸説あり、12~14台ほどではないかとのこと。「Patent Pending (特許出願中)」の刻印がある専用ファインダーが付属します。

世界初の商業映画装置「Lumière Cinématographe outfit」
1台で映像の撮影・現像・映写が可能な「シネマトグラフ・リュミエール」は、世界で初めて商業利用された実用的な映画装置。フランスのリュミエール兄弟によって発明されました。1895年にシネマトグラフによる世界初の有料映画上映が行われ、これが商業映画の始まりとされています。映画史に残るこの画期的な装置も出品されます。

オンライン限定オークションも開催中
オンライン限定のオークション「Leitz ON (ライツ・オン)」も2026年6月14日まで開催中。1920年代から現在までのカメラやレンズ、アクセサリー、写真作品などが出品されています。