フラッグシップモデル「RTSⅢ」のフォルムを継承しながら、少しだけ軽快に仕上げて…。そんな絶妙なテイストの『コンタックスRX』。見てヨシ、触ってヨシ、撮ってヨシ!! なのであ~る。
1980年代の初め、ボクはコンタックスのRTSとRTSⅡを使っていた。その頃のメイン機は、ニコンF3とキヤノンニューF-1だったけど(何だか節操ないなぁ)、コンタックスには、それらとは違う魅力があった。そう、最高レベルの描写が得られると言われる「カールツァイスT*レンズ」が使える魅力である。実際、プラナーT*50ミリF1.4やプラナーT*100ミリF2の描写は最高に良かったヨ。当然、カラーもイイんけど、モノクロームの繊細な描写も絶品なんだよね。…でも、ボディの強度や信頼性に対する不満が蓄積し、わずか2年でコンタックスとサヨナラ。ボディには未練はなかったけど、プラナーT*50ミリF1.4や100ミリF2とのサヨナラは残念だったナァ…。
あれから約25年、再びコンタックスを所有(購入)することになった。フラッグシップモデルじゃないけど、それに次ぐ風貌や機能を持つ『コンタックスRX』である。最高約3コマ/秒の自動巻上げ式のマルチモード機で、ピント位置のズレ量を段階的に表示する「DFI機能」などを搭載する。「使い勝手の良いハイグレード機」って感じのモデルなんだけどね。いや、別に探してたワケじゃないんだけどサ。ほらっ、取材先の中古カメラ店で、程度の良いRXボディが「3万円」で出てたから、そーなると、やっぱり買わなきゃネッ! …ボクの人生、こんな事の繰り返し(苦笑)。
でも、肝心の「カールツァイスT*レンズ」は、まだGETできていない。うーん、まずはプラナーT*50ミリF1.4をGETするゾ! 中古店に立ち寄るたびに探してるんだけど、程度が良くて値段が手頃なブツは、なかなか見つからない。以前持ってたブツを、苦労して探す…。これもボクの人生の特徴かな(泣笑)。まぁ、このカメラに使える“非ツァイスレンズ”は持ってるから、それを使いながら、気長に探すとしますか!
コンタックスのボディで好感が持てるのは、露出補正ダイヤルが右手側にあること。しかも、面倒なロック機構がない。う~ん、使い手の気持ちが分かってるねぇ~。