機材レポート

思い出コデジ(4)・コロコロ…でも高機能『オリンパスC-40 ZOOM』

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◆撮像素子:有効395万画素1/1.8型CCD ◆レンズ(35ミリサイズ換算):35~98ミリF2.8-4.8 ◆撮影モード:PASM ◆液晶モニター:1.5型TFTカラー液晶 ◆ISO感度:100~400 ◆記録メディア:スマートメディア ◆記録方式:TIFF、JPEG ◆電源:単3形電池(2本)など ◆大きさ・重さ:87×68.5×43.5㍉・190㌘ ◆発売期日:2001年10月 ◆価格:9万9800円

 2001年10月、ボクとカミさんは5泊6日(うち1泊は寝台特急での車中泊)の北海道旅行に出かけた。前年、仕事の都合で新婚旅行に行けなかったので、実質この旅行が新婚旅行となる。さて、カメラは何を持って行こうか? ボクは前年の2000年から、記念&記録写真の類は“100㌫デジタルに移行”している。この頃に所有していたコンパクトデジカメは、キヤノンIXYデジタルとIXYデジタル200。それと、ニコン・クールピクスE990。2台のIXYは携帯性に優れるけど2メガ機で画素数が物足りない。反対に、クールピクスE990は3メガ機だけど携帯性に少し難があるし…。と、一長一短なんですワ。

 そんな事で悩んでる最中、デジタルCAPAの特集の撮影用に、1台の新型デジカメを預かった。それが『オリンパスC-40 ZOOM』である。「ずいぶん“ずんぐり&コロコロ”したカメラだなぁ~」というのが、このカメラの第一印象。つまり、あまりカッコイイとは思わなかったのだ。でも、当時としては高画素な4メガ機だし、撮影モードもPASM(プログラム、絞り優先、シャッター優先、マニュアル)のフルモード。え~と、各種の調整機能もかなり充実しているみたいだナ。そして、電源には出先で容易に入手できる「単3形電池×2本」である。この点も、今回の旅行にピッタリ!! ……という理由で、この『C-40 ZOOM』を北海道旅行に持っていくことにした。まあ、カミさんには「新婚旅行にまで仕事を持っていくんかい」とブーブー言われたけどネ(苦)。

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旅行4日目。全国でいち早く紅葉風景が見られる層雲峡に行った(前日の宿もココ)。ロープウェイで黒岳に上り、雄大な紅葉風景を堪能する。山にかかる雲の影も味わい深いねぇ~。こういった引いた繊細な風景だと、やはりある程度の画素数は必要となる。“仕事撮影込み”とはいえ、4メガ機のC-40 ZOOMを選んでよかったナァ(2001年10月撮影)。