35ミリ判対応ということで、ズームレンジの割りには太くて大柄。なんだか、とっても偉そうに見える…これって、いちおう誉め言葉(笑) ということで、やや大柄のD200ボディとのマッチングは良好。D2系ボディに装着しても“ボディ負け”しないだろうね。
昨年のはじめにD200を購入する際、「AF-S DX VRズームニッコールED18~200ミリF3.5-5.6G」も一緒に購入するつもりだった。でも、当時はD200ボディ以上に18~200ミリの人気が高くて、残念ながら購入できなかった(D200も予約して買ったんだけど)。…ごめんなさい、見栄を張りました。ホントは予算が足りなかったんデス(苦笑)。それでも、「近いうちに買うゾ!」という気持ちはある。…あるが、いつまで経っても「予約から1~2カ月」という状態が続いてるしぃ~。そんな状態だと、「いまさら予約してまで買うのもシャクだしぃ~。値段も安くないしぃ~!」と、ちょっと“スネちゃった状態”に入り込み、いつの間にか購入する気が失せてしまった。
でも、取材等では「手ブレ補正付きの標準ズーム」があった方が便利なのは間違いない。う~ん、やっぱ必要か、VR18~200ミリ。あらためてそう思ったのは、昨年の12月のこと。ま、発売から1年経つし、そろそろ許して買ってやるか。…げげっ、まだ「予約して待ってネ」状態なのっ!? もー怒った!! もう父さんは知らんからなっ!(←誰ですか?)
そんな“おバカ”な経緯を経てボクが購入したのは『AF-S VRズームニッコールED24~120ミリF3.5-5.6G』。新品ではなく「程度良好」の中古品をGET。新品のVR18~200ミリの半分以下の予算で購入できた。これは、もともと35ミリ判フィルムカメラ用として開発された製品で、広角24ミリをカバーする光学5倍ズームの焦点域と、シャッター速度で3段相当の手ブレ補正効果が特長。まあ、「デジタル一眼レフ用」として考えたら、スペックでは焦点域も補正効果もVR18~200ミリに敵わないんだけどネ(こっちに搭載されるVR機構は、シャッター速度で4段相当のブレ補正効果がある次世代タイプ)。
でも、ボクは「高倍率ズーム1本で何でも撮る」タイプじゃない。なので、広角ズームや大口径望遠レンズと組み合わせるのを前提に考えれば、36~180ミリ相当をカバーするこの製品(24~120ミリ)は、なかなか便利かも。ええ、実際、便利ですわぁ~(どこかの奥様?) 初代のVR機構は、効き始めや終わりの画面の動きが少しぎこちないけど、ブレ補正の効果は十分に実感できる。それに、出番は少なくなったとはいえ、まだフィルムカメラの『F100』も現役なので、そのボディでも使えるのは、やっぱウレシイからねー。
最寄り駅からバスに乗り、初めて訪れた野川沿いの大きめの公園。う~ん、イイ公園だぁ~。そこの花壇には、夏の到来を感じさせるラベンダーが咲いていた。そのシーンを、望遠端120ミリで切り取る。180ミリ相当の画角と、VR機能による安定したファインダー像が、撮影意欲を高めてくれる (ニコンD200で撮影)