初夏の青空に、14~42ミリを装着したE-410をかざす。サンサンと降り注ぐ太陽光が、小振りで均整のとれたE-410の表面仕上げの上質さを見せてくれマス!
「世界最小、最薄、最軽量、ライブビュー搭載」。そのキャッチフレーズが、この『オリンパスE-410』というカメラの魅力を端的に表している。でも、実際に見て触ってみないと、それが「自分にとって魅力的かどうか」はわかんない。フィルム一眼レフの頃にも「世界最小」や「最軽量」というキャッチフレーズが付いて登場する機種はあったけど、さほど大きな感動や印象はなかった。だって、他にも同レベルのサイズ&重さの機種がゴロゴロあったからね。でも、現在のデジタル一眼レフでは、E-410くらい小振りなデザイン&サイズのカメラはまだ希少。イイ線いってても、グリップが変に出っ張ってたり(まあ、それも意味はあるんだけど)、セット販売の標準ズームのサイズやデザインがイマイチだったり…。そういうカメラが多いんだよねぇ。そこんトコのバランスが絶妙なんだわ、E-410と14~42ミリのセットは。
そして、手にして「おっ!!」と感心する。梨地テイストで落ち着いた感じのボディ表面加工(梨地テイスト)や、しっとりとした質感&持ちやすいラバー(ウレタン)張り。こういった点に「コイツは、ただ小さいだけのカメラじゃねぇぞ」って実感する。小さくてカワイイだけじゃなく、高性能で高品位…なんですワ。でも、少し残念なのはシャッター音。けっして大きいワケじゃないけど音質が甲高い。だから、周囲が静かな場所では、けっこう気になるかも(周囲の人だけじゃなく、撮っている自分自身も)。ま、これは“重箱の隅つつき”レベルの不満点だけどね~。
手にした瞬間に“しっくりくる”感覚が残る…。そういうカメラは、自分にとって“相性の良いカメラ”である確率が高いと思うゾ!(オリンパスE-410 ZUIKO DIGITAL ED14~42ミリF3.5-5.6)