撮影地ガイド

ミステリアスな雰囲気漂う亀石

明日香村では飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されている。この「亀石」は、長さ3.6メートル、幅2.1メートル、高さ1.8メートルの巨大な花崗岩に亀に似た彫刻が彫られた、飛鳥(明日香村)を代表する石造物である。当麻の蛇の仕業で干上がって死んだ亀を弔ったもので、元は北向きだったが現在は南西を向く。そして、当麻の方向である西を向いたとき、大和盆地一帯は泥の海に沈むという言い伝えが残る。そんな伝説をイメージしながら、亀の表情がリアルに見えるようローポジション&ローアングルで狙う。太陽位置の関係で顔部分に隣接する建物の影がかかったが、それによって少々ミステリアスな印象が生まれた。(吉森信哉
パナソニックLUMIX DC-S1R LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. 絞り優先オート F11 1/60秒 -0.3補正 ISO400 WB:晴天 C-PLフィルター使用

2019/7/3 15:01

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