江戸幕府がフランス人の意見を取り入れ、国内最大級の西洋式城郭として完成させた。稜堡式と呼ばれる星型要塞で、銃撃戦を想定した作りになっている。幕末の函館戦争終焉の場としても有名だ。五稜郭タワーより俯瞰するのも良いが、銃の射程距離を意識した特徴的な水堀も見逃せない。少し物足りなさを感じるならば、桜のシーズンに堀越しの石垣を撮影するのもオススメだ。南側より撮影すれば順光で撮影できるため、空の青さと桜のコントラストを生かした一枚になるだろう。(畠中和久)
キャノンEOS 6D TS-E24mmF3.5L 絞りF8 シャッター3.2秒 ISO100 WB:オート 三脚・ND8フィルター使用