樹齢500年を超える五葉松(天然記念物)を中央に据えた庭園で知られる宝泉院。拝観時は書院に通され、庭を眺めながら抹茶をいただくようになっている。柱を額縁に見立てて撮られた写真をよく見るが、その定石を崩してみた。書院の南西の角に24mm相当(35mm判換算)の広角レンズを向け、画面の左寄りに五葉松、右寄りに紅葉の時期には美しく色づくモミジのある西側の庭を配し、画面下半分には畳と赤い毛氈の敷かれた書院の床を大きく入れ、奥行き感のある構図とした。(小田切裕介)
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED12-100mm F4.0 IS PRO 絞り優先オート F4 1/200秒 −1補正 ISO640 WB:オート PLフィルター使用