旧国鉄足尾線を引き継ぎ第三セクターとして運行をするわたらせ渓谷鐵道には、開業当時の駅舎や鉄道施設が今でも残り、登録有形文化財の数は38にも上る。上神梅駅の駅舎もその1つで、大正～昭和初期の風情が漂う。古い駅舎脇の花壇には地元住民たちの手によって季節毎に花が植えられ、昔懐かしい鉄道に彩りを添えてくれる。春～夏にかけてはホームの下り方向にある日光の山並みが緑に覆われ、写真のように雨上がりの霧などと絡めると一段と雰囲気が増す。（越 信行）
ニコンD800 AF-S ニッコール80～400ミリF4.5-5.6G ED VR 絞りF5.6 1/400秒 ISO500 WB：晴天 C-PLフィルター使用
撮影地ガイド
花壇で季節の花が揺れる上神梅駅
