阿蘇山の火砕流でできた岩山の上に立ち、屏風のようにそそり立つ石垣に守られた岡城は難攻不落の堅城と謳われてきた。竹田市で幼少期を過ごした瀧廉太郎が「荒城の月」を作曲する着想を得たといわれている。春は450本の桜が咲き、秋はカエデの紅葉が青空に映える。整った石垣がそのままの姿で残っており、城郭の雰囲気を生かしやすいのが岡城跡の大きな魅力だ。また石垣の上からはくじゅう連山や阿蘇山、祖母山を望むことができる。場内は広く、アップダウンもあるので歩きやすい装備で出かけたい。(深澤 武)
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