毛利輝元によって、1589年(天正17年)から、十年の歳月をかけて築城された広島城。1945年8月6日の原子爆弾の投下で天守閣は倒壊したが、1958年に復元された。日本100名城にも選定される天守閣だけを狙っても良いが、周囲の堀で運行されている遊覧船を絡めて撮影すれば、より風情が出てくる。堀の外から天守閣を望むポイントはいくつかあるが、駐車場端に位置する噴水のある公園近くから狙えば、天守閣と手前に続く石垣も写し込める。そして、画面下あたりに遊覧船を小さく入れることで、城や周囲の風景の雄大さが表現できる。午後の時間帯(14時台)だったので、西側に面した石垣や木立ちが順光で捉えられた。(吉森信哉)
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R 絞り優先オート F8 1/640秒 -0.3補正 ISO200 WB:オート