セツブンソウ(節分草)は、2~4月にかけて林や山裾に可憐な小さな花を咲かせる、キンポウゲ科の多年草である。広島県庄原市の総領町は日本有数のセツブンソウの自生地として知られ、町内には複数の自生地が点在する。領家八幡神社の左側(北)にある個人宅の裏も、多くのセツブンソウが見られる自生地である。この場所は適度な斜面になっていて撮りやすく、日当たりも良い場所なので晴天の昼間に訪ねるとメリハリのついた写真に仕上がるだろう。ただし、そのぶん濃い影が気になるケースも出てくるので、複数の花の密接や重なりには注意したい。また、背丈の低い花の背景が大きくぼかせるように、カメラはできるだけ低い位置まで下げて撮影したい。(吉森信哉)
富士フイルムX-T4 XF16-80mm F4 R OIS WR 絞り優先オート 絞りF4 1/800秒 ISO160 WB:オート