東京都日野市にある「高幡山明王院金剛寺」は、関東三大不動に名を連ねる古刹。さまざまな年中行事や四季の彩りによって、多くの参詣者が訪れている。境内の施設で一際目を引くのが、平安初期の様式を模した高さ45メートルの五重塔。朱塗りや青銅瓦葺の塔の姿は日中も映えるが、夕暮れ空にライトアップで浮かび上がる様は、とても幽玄である。ここでは、円周魚眼レンズの画角と描写を使い、周囲の幟や頭上の月をダイナミックに写し込んだ。(吉森信哉)
オリンパスOM-D E-M1 MarkⅡ M.ズイコーデジタル ED 8ミリF1.8フィッシュアイ PRO 絞り優先オート F1.8 1/15秒 +0.3補正 ISO800 WB:晴天
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