高感度性能と動画性能を強化したミラーレスカメラ。静止画・動画とも常用でISO 51200、拡張でISO 204800に対応し、LUMIX史上最高の高感度画質を謳っている。動画撮影機能はシネマ4K/60p記録が可能。2018年1月25日発売。オープン価格(直販価格:ボディ 税別 299,880円)
■デュアルネイティブISOテクノロジー
常用でISO 160〜51200、拡張でISO 80〜204800の幅広い感度域に対応。一般的なイメージセンサーは高感度になるほどノイズも増幅されてしまうという課題があったが、低ISO感度用と、低ノイズ・高ISO感度用の2系統の専用回路を切り換える「デュアルネイティブISOテクノロジー」により、高感度撮影でもノイズを抑えることができる。
■画素数を抑えて低ノイズ化
1028万画素のLiveMOSセンサーは、画素数をあえて抑えることで、センサー表面に埋め込まれた撮像素子のセルサイズを約1.96倍(GH5比)まで拡大。これによって撮像素子1つあたりの受光能力が高められ、ノイズ耐性を測る指標といわれるS/N比を約1.5段アップ(GH5比)し、感度特性を約2.4倍(GH5比)に向上させた。
■動画撮影機能
GH5と同じく、すべての記録方式で時間無制限*の動画記録が可能。映画製作で用いられるシネマ4K(4096×2160)サイズでの60p動画記録や4:2:2 10bit記録にも対応するなど、映像制作現場のニーズに応えるさまざまな動画撮影機能を搭載し、「GH5 プロフェッショナル動画エディション」と位置づけられている。
* バッテリーとSDカードの容量に依存。周囲温度40℃を超えると自動停止する場合がある。
■その他の機能
約8メガ・秒間60コマの高速連写で決定的瞬間を捉える「4Kフォト」、AF追従で約8コマ/秒の高速連写性能、焦点距離を変えずにアスペクト比を変更できる「マルチアスペクト」、−5EVまでの低照度環境でのピント合わせをサポートする「ローライトAF」などを搭載。Wi-FiとBluetoothに対応し、スマートフォンやタブレットからのリモート操作が可能。
GH5との比較
■主な仕様
●品番 DC-GH5S(ボディ)
●有効画素数 1028万画素 ●撮像素子 4/3型 Live MOSセンサー ●マウント マイクロフォーサーズマウント ●ISO感度 ISO 80(拡張)~204800(拡張) ●シャッター速度 メカシャッター 60~1/8000秒(バルブ 最大約30分)、電子シャッター 1~1/16000秒、動画 1/25~1/16000秒 ●ファインダー 0.5型 約368万ドット 有機ELライブビューファインダー ●画像モニター 3.2型 約162万ドット フリーアングルモニター(静電容量方式タッチパネル) ●記録媒体 SD/SDHC/SDXCメモリーカード(ビデオスピードクラス60対応) ●サイズ(幅×高さ×奥行き) 約138.5×98.1×87.4mm(突起部を除く) ●質量 約580g(本体のみ)/約660g(バッテリー、メモリーカードを含む) ●付属品 ボディキャップ、ホットシューカバー、アイカップ、フラッシュシンクロ端子キャップ、バッテリーグリップ接点カバー、ショルダーストラップ、バッテリーパック(7.2V)、バッテリーチャージャー、ACアダプター、USB接続ケーブル2本(バッテリーチャージャー専用、カメラ接続用)、BNC変換ケーブル、ケーブルホルダー
付属ソフト PHOTOfunSTUDIO 10.0XE、LUMIX Tether、SILKYPIX Developer Studio SE、LoiLoScope 体験版(いずれもダウンロード版)