World Photography Organisationが主催し、ソニーがスポンサーとして支援しているフォトコンテスト「Sony World Photography Awards 2018(ソニー ワールド フォトグラフィー アワード)」の受賞作品が決定。日本人は惜しくも受賞はならなかったものの、2名が最終候補者に選ばれた。
プロフェッショナル部門 年間最優秀賞を受賞したAlys Tomlinsonさん(英国)の作品「Ex-Voto」より
「Sony World Photography Awards」は毎年開催されている世界規模のフォトコンテスト。第11回目の今回は、世界200以上の国と地域から約32万点を超える応募があった。
プロフェッショナル部門
プロフェッショナル部門は、全10カテゴリー合計で約13万点の応募作品から、カテゴリーごとに最優秀フォトグラファーが選出された。さらにその中から決定する年間最優秀賞は、英国のAlys Tomlinsonさん(静物カテゴリー)が受賞した。
■プロフェッショナル部門 年間最優秀賞(2018 Sony World Photography Awards Photographer of the Year)
「Ex-Voto」Alys Tomlinsonさん(英国)
一般公募部門
一般公募部門には約17万点の応募があった。こちらも全10カテゴリーから最優秀フォトグラファーが選出され、その中から一般公募部門最優秀賞が決定する。受賞したのは、ブルガリアのVeselin Atanasovさん(自然風景カテゴリー)。
■一般公募部門 最優秀賞(Open Photographer of the Year)
「Early Autumn」Veselin Atanasovさん(ブルガリア)
ユース部門
12歳から19歳までを対象としたユース部門は「my environment」(環境)をテーマに作品を募集し、約1万9千点の応募があった。
■ユース部門 最優秀賞
「Still.」Megan Johnsonさん(米国)
学生フォーカス部門
写真を学ぶ学生を対象とした学生フォーカス部門には、世界中の300を超える学校から応募があった。
■学生フォーカス部門 最優秀賞
「The Burden」Samuel Bolducさん(カナダ/College de Matane)
日本人フォトグラファー2名が健闘
日本人フォトグラファーでは、プロフェッショナル部門の静物カテゴリーで森星象さんが、一般公募部門の静物カテゴリーで塩原真澄さんが最終候補に残った。
左:「Dead Lilies」森星象さん
右:「La France」塩原真澄さん
日本部門賞
そして、一般公募部門に応募した日本人フォトグラファーから、審査員のハービー・山口さんにより「日本部門賞」として3作品が選出された。
■日本部門賞 1位
「物語る」鈴木悠介さん
■日本部門賞 2位「Dondo-Yaki, Tokyo Japan 2017」鈴木淳也さん(左)
■日本部門賞 3位「赤富士上の月」中澤隆さん(右)
日本での受賞作品展は2018年秋
受賞作品展は、2018年5月6日(日)まで英国・ロンドンにて開催中。日本では、2018年秋にソニーイメージングギャラリー銀座にて開催を予定している。なお、次回の「SSony World Photography Awards 2019」は、2018年6月1日(金)より応募受付予定。