ニコンユーザー待望のファンイベント「NIKON 100TH ANNIVERSARY FAN MEETING 2017 -TOKYO&OSAKA-」が、8月26日(土)・27日(日)の2日間、東京・有明のTFT HALL 1000&300で開催されている。
ニコン初のファンミーティング、そしてフルサイズデジタル一眼レフカメラ「D850」のお披露目ということもあって、異常な暑さの中、10時の開場を待つ長蛇の列ができていた。そのため、予定を10分繰り上げての開場となった。入場は無料となっているが、カメラボディ・レンズのクリーニングサービス(先着50名)やファンミーティングオリジナル記念品(先着500名)などの特典もあって、入場待ちの列ができ始めたのは朝の5時過ぎからだとか。
会場では、先日発表になったばかりの「D850」の撮影体験コーナーが人気を集めていた。タッチ&トライコーナーでは各種レンズの装着が可能だ。
担当者が1対1で対応してくれる「D850」のタッチ&トライコーナーでは、カメラを手にじっくりと解説を聞く来場者の姿が見られた。
モデル撮影体験コーナーで「D850モデル撮影ワークショップ」の講師を務める河野英喜さんと2人のモデル。
ニコンユーザーで賑わうニコンファンミーティング東京会場。
歴代の名機や100周年記念モデル、歴代の主要カメラなどが展示されている。
現行モデルのカメラ、レンズは全て展示。
「Nikon F」分解・清掃デモコーナーでは、フォト工房キィートスによるメンテナンスのデモも行われている。
ステージでは、後藤哲朗フェローによる「日本のスペースカメラと宇宙事業〜黎明期から最新のニコン機材まで〜」を皮切りに、「D850開発者プレゼンテーション」「ニッコールレンズ対談」「D850写真家セミナー」、そして「カメラ雑誌編集長ライブディスカッション」「ニコンクイズグランプリ」と盛りだくさんの内容。こちらも満席の状態が続いていた。
ユニークなステージが繰り広げられた5人のカメラ雑誌編集長によるライブディスカッション。
ニコンのマニアックな問題が出題されたニコンクイズグランプリ。ニコンの社員でも答えるのが難しいような難問もあった。
ニコンクイズグランプリの優勝者には、五代社長より表彰状とファンミーティングオリジナルの記念品セットが贈られた。
また、別室の販売コーナーは、Tシャツをはじめ、ステーショナリーやタオル、扇子、バッグなど会場でしか手に入らない多彩なファンミーティング限定グッズを手に入れようと、多くの来場者で賑わっていた。
ファンミーティング限定グッズのTシャツは6種類(各2,000円/税込)。
人気商品は、午後には完売したものもあった。
最後に来場者、スタッフ全員で集合写真を撮影。ヘルメットを被ったカメラマンは河野英喜さん。
出口に置かれたメッセージボードには、100周年への思いや来場者の感想など、さまざまな意見が寄せられていた。
東京会場は、初日の26日(土)は18時まで。来場者が午前中に集中して、最大2時間待ちにまでなったが、午後にはそれも解消。初日の来場者数は予想をはるかに超える見込みだという。SNSを使った告知の効果もあってか、30〜40代の来場者が多かったのが印象的だった。
8月27日(日)の開場時間は10時〜17時(グッズ販売は16時まで)。また大阪会場は、9月2日(土)・3日(日)に堂島リバーフォーラム ホールで、同様の開場時間で行われる。
〈写真・文〉柴田 誠